28.2.14

Domestic Goddess(の見習い)

英語で「Domestic Goddess」という表現があります。直訳すると「家事の女神さま」。

ケーキ作りとか、お裁縫とか、お掃除とか、そういった家事にすぐれた女性、言ってしまえば「主婦の鑑」みたいなところでしょうか。

昨年の12月、今年の1月、2月と、いつになくシリアスにお料理に向き合ったり、クラフト熱が再燃したりしていました。

ビミョーに模様編みが間違っているうえ、私の頭には小さすぎて、
さらにまったく似合わないため、ティーコゼーになってしまった元ぼうし(涙)。

まず、ちょっとハマっているのが、お豆腐作りです。
日本から遊びに来た友だちが持ってきてくれた木枠のキットをつかって、説明書どおりにつくってみたら、はじめてでもかなり上手にできたのに気をよくして、週に一度の頻度で手作りするようになりました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、以下がざっくりとした作り方。
1)大豆を水につける(冬場は18時間くらい)
2)フードプロセッサーで1)をピューレ状にする
3)ピューレ状にした2)をなべに入れて火にかける
4)沸騰したら一度火をとめ、泡がおさまったら弱火に10分ほどかける
5)布袋に4)をあけ、絞る(袋のなかに残る「濾しかす」がおから)
6)絞った豆乳を火にかけ80度にあたためる(表面にできるのが湯葉)
7)ボウルに6)をあけ、にがりをまぜる
8)全体が少し固まってきたら、布を敷いた木枠に7)を入れ、重石をのせて15分
9)水をはったボウルに8)を入れて、そっと木枠と布をとってできあがり

手作りのお豆腐は、お豆腐自体、こってりとあまくておいしいのですが、それと同じくらい嬉しいのが、おからがたっぷりとできること。

おから、自家製つぶあん、タマゴ、きなこ、抹茶、ベーキングパウダーのみで
つくったパウンドケーキ(もどき)。バターなしでおいしくできました。

最初はおから入りハンバーグとか、肉団子くらしか思いつかなかったのですが、おからのケーキやビスケットが意外においしいことを知り、最近ではインターネットでおからスイーツのレシピを検索しては、あれこれと試しています。

もうひとつ、豆つながりで、最近楽しんでいるのが、もやしづくりです。

ちょっと気持ち悪いかも、ですが、大豆のもやし栽培4日目くらいでこんな感じです。

もやしというと、まず思いつくのが大豆ですが、辞書を引くと「穀類などを水に浸し、日光を遮って目を出させたもの」とあります。畑の大家さんに教えていただいた、もやし栽培容器をamazonで購入し、緑豆、レンズ豆、そばの実など、いろいろ試しています。

レンズ豆のもやし。サラダにしたらぴりっとスパイシー。
カレーに入れてもおいしかったです。

栽培キットといっても、非常に簡単なしくみで、細い穴のあいたトレーが3段、穴の空いていないトレーの上に重なっているだけのものです。このトレーにそれぞれ豆を入れて、毎日上からコップ1杯の水をかけるだけ、という単純さ。でも、このキットがなくても、ザルを使えば、簡単に作れるように思いますので、ご興味のある方はぜひお試しを。

小さい豆のほうが発芽も早く、上手にできるような気がします。ネットなどで調べてみると、豆や穀類は発芽すると種子のときにはなかったビタミンなどが生成され、栄養素が増えるらしく、ローフード・ダイエットをされている方々にも人気があるようです。私は特にローフードにこだわっているわけではないので、火を通したり、通さなかったり、いろいろですが、もやしが気軽にたっぷり食べられるのは嬉しいです。

最後に、日本の知人にツイッターで教えていただいて、日本から買ってきた「吉田晒(よしださらし)」。

久々にミシンがけしました。

10メートルたっぷりと巻かれている晒を、40センチくらいずつ、ビリー、ビリーッと裂いては、布巾として使っていたのですが、さすがに裂いたあとがぼろぼろとほつれてきたので、重い腰を上げて、両端をミシンがけしました(というか、最初からしたらよかったんですけど。トホホ)。

さらしは、とにかく乾くのも早く、また前述のお豆腐用の袋や布にも使えるし、また、いつもは使い捨ての出汁袋を使っていましたが、晒で小袋を作って出汁袋にすれば、何度でも使える、とのこと。

まだまだ、「Domestic Goddess」への道は遠いですが、去年より、30センチくらいは近づいたかしら、という感じです。