29.5.15

レストランで食べる異国玉子がけごはん。

日本人にとっては、なじみ深い玉子がけごはん。
英国では、サルモネラ菌を危惧する声が高く、あまり生タマゴを食べる機会はありません。

が、それでもどーしても誘惑を断ち切れず食べてしまうのが、ペルシャ料理店での玉子がけごはんです。

タマゴをお願いすると、こんなふうに黄身だけ持ってきてくれます。

生タマゴをご飯にかけるのは、日本だけかと思いきや、イランでもご飯に黄身をかけるのは定番のようです。

温かいライスにちょっぴりのバターをのせて、生タマゴの黄身とスマックという名前の日本の「ゆかり」に似た赤い粉状のハーブをかけて、まんべんなくかきまぜてから、もりもりと。

ロンドンで、ちょっと変わり種の異国玉子がけごはんが食べたくなったら、ペルシャ料理のお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

--------

Facebookのページを開設しました。お仕事の情報とロンドンの小さなネタを地味にアップしています。よろしかったらのぞいてみてください。


21.5.15

4月の出来事。


フォレスト・ディーンのシモンズ・ヤット

さて、薄れつつある記憶をひもときつつ、4月の出来事。
4月の第3週末は、フォレスト・ディーンからウェールズに行ってきました。
ホビットっぽい雰囲気の田舎の村で、のんびりとした数日間です。

えらくあやうげな橋。

一度に6人までしか渡れないので、人数を数えてたもとで待ちます。

ウェールズのナッシュ・ポイントと呼ばれるあたりです。

ナッシュ・ポイント・ライトハウス。

周囲には牛が草を食むのどかな風景。

と、この週末旅行はなかなか楽しい時間ではありましたが、それよりなにより記憶に残っている4月の出来事といえば、やはり何年かぶりでパスケースをなくしたことです。

キャッシュと、カードや定期券は一緒に持つべからず(カードや定期券だけのほうが戻ってくる可能性が高い、という親の考えがあったようで)、という我が家の家訓を誠実に守り続けている私。イースターマンデーの休日にハムステッドヒースの近くを散歩していたところ、現金以外のカード類が入っているパスケースをごっそりすぱっと気前よく落としてしまったのです。

入っていたのは、オイスターカード、クレジットカード数枚、銀行のカード、ジャーナリスト組合のプレスパス、クライアントさんのオフィスのエントリーパス。

落として2時間ほどで気づき、すぐにカード類を止めると同時に、歩いた道をずーっと引き返して、落とした場所もなんとなく検討がついたので、探してはみたものの、やはり見つからず。

カード類は再発行をすべて依頼して、パスケースも前回と同じものを……と思いきや、製造中止になったのか、見つからず。似たようなものも見つけることができず、紛失2日後の水曜日、結局ウェブサイトを介して、台湾のデザイナーさんにオーダーメイドで希望のサイズでつくってもらえることになりました。ほっと一安心。

と、そこで。
パスケースをオーダーして、Paypalでお支払いをした約2時間後に一通のメール。

あなたのパスケースを拾いました。間違いないようでしたら、送るので住所を教えてください、とのこと。

なんと!

見つけた場所というのは、まさに私が検討をつけていた小路。連絡してくださったのは、某出版社にお勤めの編集者で、同業者でした。

右が戻ってきたパスケース。左が台湾から送られてきたもの。

私がカード類の入ったパスケースをごっそり落としたのは、これで2度目。前回は、アーチウェイ駅の公衆電話(懐かしい)の上に置き忘れ、なぜかその日のうちにホルボーンの駅に届け入れられていたのです。今回と同様、まったく触られた形跡がなく、クレジットカード類の並び順までそのままでした。

ということで、いまのところ、なくしたパスケースが戻ってくる率は2勝0敗。
とりあえず、我が家の家訓は守っていこうと思っています。

<オマケ>

シモンズ・ヤットにて。これはゼンマイ? もしかして食べられる? わかる方、ぜひ教えてください。

--------

Facebookのページを開設しました。お仕事の情報とロンドンの小さなネタを地味にアップしています。よろしかったらのぞいてみてください。




3.5.15

3月の出来事。

3月は、ここに行ってきました!

うかうかしているうちに5月になってしまいました。
驚くべきことに、3月4月とまったく更新なしの、超怠惰ブログにもかかわらず、読みに来てくださった皆さま、心からありがとうございます。

さて、今さらではありますが、この空白期間を振り返ってみようかと思い立ちました。
ということで、まずは3月から。

3月は、定期でいただいている雑誌編集のお仕事に加えて、日本の不動産会社さんが発行している会員誌の企画ページのお仕事をいただき、わたわたしているなかで、20年前にロンドンで知り合った仲良しの友人が、2年ぶりに日本から遊びに来てくれて、一緒にアムステルダムに行ったのでした。

写真を撮ろうとするたびに、中央のレンブラントの肖像画をいちいち顔認識する私の律儀なiPhone。


アムスといえば、やはり美術館めぐり。ちょうど国立美術館では、レンブラントの後期展が開催中で、ロンドンのナショナル・ギャラリーですっかり見逃していた私は、ホテルのインターネットとプリント設備を利用させてもらい、現地でオンライン予約しました。

とても美しい空間です。

最後にアムスに来たのは、もう相当昔、ひょっとしたら15年近く前でしょうか。ずいぶん覚えているのと様子が違うような気がしていたら、2013年に大改装工事を終えてリニューアルオープンした(「るるぶ」情報)とのこと。「名誉の間」は、ため息がでるほど美しくて、いつまでもここにいたい、むしろ住みたい、と思うくらいでしたが、期待のレンブラント後期展は、どこからこんなに人がわいてきたのか、と思うくらいの混雑ぶりで、一点一点ちゃんと見学することができませんでした(涙)。

この国立美術館を含め、ミュージアム広場にあるゴッホ美術館や市立美術館も見学したのですが、美術館めぐりのなかでちょっと拾いものだったのが、今回初めて訪れたエルミタージュ美術館アムステルダム別館でした。

グループ・ポートレート展の会場。右側にちらりと写っているのがデジタル版の「夜警」です。

グループ・ポートレート展が開催されていて、見事な絵画の数々とともに、デジタル版の動くレンブラントの「夜警」があり、口を開けてぼーっと観てしまいました。ミュージアム広場から外れているせいか、人も少なく、のんびりじっくり観ることができて、元養老院だったというこの建物(「るるぶ」情報)をうろうろと堪能しました。

チャペルの一角。展示物がない部屋も美しいのです。

養老院だった頃のチャペルや、キッチンも見ることができます。


こちらはキッチン。17〜18世紀のものだそうです(「るるぶ」情報)。

置かれている石けんも古めかしいのです。

2泊3日の駆け足の旅行でしたが、よくしゃべり、よくしゃべり(笑)、よく歩いて、充実した旅でした。

追って、4月の出来事も近々アップしたいと思います。

--------

Facebookのページを開設しました。お仕事の情報とロンドンの小さなネタを地味にアップしています。よろしかったらのぞいてみてください。
http://www.facebook.com/kresseuropelimited