週末、フランス帰りの友人宅で、
おみやげの塩キャラメルをいただいたところ、
なにやら、えらく硬い物質が混入されている。
「塩キャラメルって、塩の結晶でも入っているのかしらん?」
と思いきや、
なんと、私の歯の詰め物でした。
この歯は確か、15年くらい前に治したものなので、
まあ、そろそろ、リフォームの時期にさしかかっているのでしょう。
それにしてもなんというタイミング。
いま、私のかかりつけの歯医者さんは1ヵ月半のホリデー中。
あと、まるまる3週間は戻ってこない上に、聞いたところ、
そのあとも予約でいっぱいらしいのです。
迷いつつも、この大穴の不快さにはかなわん、と、
同じ歯科医院のなかの別の歯医者さんの予約をしました。
小さい頃から異常に歯が弱かったのに、歯医者さんに恵まれず、
日本での私の歯医者ジプシー歴は、そうとうなものです。
たぶん、二桁の歯医者さんにかかってきていると思います。
イギリスでも今の歯医者さんが3人目なのですが、
私が一生にかかったその二桁の歯医者さん中、彼がベスト!
もう、ここ10年くらい、この先生にみてもらっていて、
この先も歯医者さんを変える予定はありません。
(今回のような非常事態は別として)
この先生にかかるようになって、
日本ではもう歯医者に通いたくない、と思うようになりました。
なんといっても、なぜ日本の歯医者は治療に
あんなに時間をかけるのか。
時間をかける、というより、1本の歯を治すのに、
何回も足を運ばなければいけない、というのがつらいです。
例えば、今の歯医者さんの場合、2本の差し歯を作るのに、
たった3回の通院で完了してくれます。
そのかわり、治療時間はそれぞれ1時間とたっぷり。
日本の場合は、人体に負担をかけすぎないように、
という大義名分があるのかもしれませんが、
それにしても、仕事をしている身としては、
通うのがとても大変だったのを覚えています。
ただ唯一、今の歯医者さんの難点を挙げるならば、
彼、めちゃくちゃ長期休暇を取るのです。
だから、今回のようにタイミングがずれると、
長いこと待たなければいけません。
ピンチヒッターの歯医者さんの予約まで、あと10日ほど。
これを機にダイエットできるといいのですが。
あ、タイトルに「眉も」と書いておきながら、
触れるのを忘れてました。
歯に比べたら、まったくもって、マイナーなんですが、
先日眉毛カットをしていたら、ちょっと手元が狂って、
シャッと眉頭の上半分を落としてしまいました。
まあ、書けばいいや、と思っていたんですが、
普段、化粧をしない習慣がついている人間にとっては、
こういう非日常的タスクは忘れがちなのです。
それで、先日書いた映画もエキシビションも、
すべて、帰ってきてから眉毛が欠けていたことに気づいたわけです。
まあ、歯の穴に比べれば、眉の穴なんてかわいいもんです。
当の本人には、あまり影響がありませんから。
それに、勝手に治ってくれますし・・・。