特別ファン、というわけではありませんが、アントワープといえば、ルーベンス。ルーベンスと言えば、やはり「フランダースの犬」のネロとパトラッシュが最後に訪れた場所、アントワープ大聖堂の絵を見なければ、と行ってきました。
やはり、日本人観光客の方が多いです~。ステンドグラスがキレイでした。
博物館になっているルーベンスが最後の30年間を暮らした家にも行ってきましたよ。
こちらには、ルーベンスの自画像などが所蔵されていました。庭もとってもすてきで、のんびり過ごせる場所です。
さて。
ここから先は、ちょっと刺激が強い内容があるので、「フランダースの犬」の世界観を壊してしまう可能性があります。覚悟のある方のみ、どうぞクリックしてくださいませ。
噂には聞いていましたが、今回ちょっとググってみたところでてきた英語の記事から、簡単に抜粋して以下にご紹介します。
「フランダースの犬」について、おそらく私世代の日本人なら皆さんご存じだと思いますが、この作品、舞台となったアントワープではあまり知られていない英国人作家の書いた物語だったのです。
アニメ番組になってからというもの、日本からわんさか観光客がやってきて、大聖堂のルーベンスの絵に向かうのを見て、不思議に思ったのが、アントワープの観光局員だったヤン・コルテールさん。
以降、20年以上にもわたり、原作本を読み込み、日本からの資料を取り寄せ、あれやこれやと独自のリサーチを進め、その道の第一人者となったヤンさん。日本の観光客からの人気も上々で、口コミサイトなどを見ると、「ツーリストオフィスのヤンさんから地図をもらって大聖堂へ行きました」なんてコメントがわんさか出てきます。ヤンさん、本当に評判のよい、いい人だったようです。
ヨシミさんという日本人女性と結婚し、ヨシミさん自身も大聖堂の清掃を担当するなど、地元に根付いた生活をされていたおふたりだったようにお見受けします。
ところが。
2008年、奥様のヨシミさんを刺殺した容疑で、ヤンさんは逮捕。
この記事からわかることだけを記述すると、「ベルジャンデイリーの記事によると、2008年1月23日水曜日、ヤン・コルテール氏は、アントワープの自宅で妻のヨシミさんを殺害した容疑で逮捕された。隣人によると喧嘩している声が聞こえてきたが、とめる時間はなかったという。警察は殺害の方法の詳細については言及していないが、ナイフが使用されたとみられている」とのこと。
おふたりの間になにがあったのかはわからないですが、あまりにショッキングな話です。
なんともはや、後味の悪い「フランダースの犬」こぼれ話でした。
いやあ、覚悟して読んだ価値がありました!
返信削除知らんかったわぁ~なにもかも!
わたしなんてもう、アントワープがベルギーの町だってことすら知らんかったので……話にもなにもならず……。
思いっきり好奇心が出て、あちこち調べてしまいましたよKYOちゃん。
彼が奥さんを殺してしまった年ってのがまた、作者ウィーダさんの生誕百周年、ほんでもって日本に翻訳版が出された記念すべき年だったそうな。
ほんとに、いったい二人の間に何があったのか、わたし達外部の者には全く量り知れないのだけれど……。
それにしても、あの物語は、『ごんぎつね』に匹敵するほどに泣いた記念すべき本なんだけどなあ……って、別に物語に影響する種類のエピソードではないのだけど……。
おおぉ、まうみさん、レスしたと思っていたらうまく入ってなかったみたいで、失礼しましたー!!!
返信削除いやー、びっくりですよね。
ヤンさん、そうとう評判のよい人だったようなので、人間、一線を越えるのは予想以上に簡単なのかも……とふと思いました。
ネロとパトラッシュの「おしん」スピリットは、西洋人には合わないのか、あの物語、あんまり人気ないみたいです……。
リンク記事も読ませていただきました。
返信削除日本では、子供に感情移入させ他者を思いやるよう親が諭し徐々に道徳心を育てる傾向があるため、悲話を話し聞かせることが効果的に使われる。一方アメリカなど諸外国では、道徳は人間関係の外側に厳然と存在する社会の決めごとであり、親や教師は子供に正否をただ告げる『権威』としての役割を持つ。
というくだり、興味深かったです。
それにしてもヤンさんも悲しい結末になってしまったのですね。。。
中国の情報規制についてですが、FaceBook, Twitter, YouTube、またアメブロやFc2ブログなどにアクセスすることができません。(つまり、abbie-hkさんのブログを是非見せていただこうと思ったのに行けなかった訳です、トホホ)ちなみに、台湾のサイトにアクセスすることもできません。つまりKYOさんのブログ左面のツイートエリアはロードされないので何も表示されません。(なぜかKYOさんのブログ画像も表示されないんですよね~。)
ただ、海外のプロキシを通してアクセスするという裏技も存在しますが無精のわたしはしません。Facebookなんて日本に帰国中しか見ませんもん。
また、お上の検閲に引っかかるヤバい単語ですが、『てんanもん!ジケン』とか『ほ~linこ~』とか『だラ伊らma氏』関係などのはずです。私がお気に入りにいれてちょくちょく読んでいた新興宗教研究のサイト(日本語)があるのですが、1年ちょっと前から、その『ほ~linこ~』のページだけが閲覧できなくなりました。日夜頑張って更新してはるんや~、と逆に感心した次第。
ししははさん、こんにちはーー。
返信削除すごい!! 興味深く拝見しました。
うわさには聞いていましたが、実際に住んでいる方から聞くのは、本当にリアリティがちがうー。
FacebookもツイッターもやっぱりNGですか。しかもFC2もアメブロも? こうなるとメジャーなホストがだめってことですよね。びっくりです。
本当に。かなり頻繁に神経質にチェックしているということがうかがい知れます。彼の地に生まれて、ずっと住んでいる身だったら、そういうのもきっと不思議と思わないのかもしれないですよね。知らないというのは、「ない」と同じだったりしますものね…。
情報ありがとうございました!