今日の収穫は、はじめての小さなズッキーニ(たった1本)、カブ、ジャガイモと、いただきものの、そら豆、レタス、イチゴ。 |
ここ数日のロンドンは、ものすごい夏日で、今日も炎天下のなか、汗をだらだら流しながら雑草取りに励んでいると、ふと目を上げた葉っぱの裏にてんとう虫がついていたり、でっぷりと太ったとら猫がどこからともなく、やって来て、しゃがんだ私の膝に顔をこすりつけて甘えてきたり(泥まみれの手袋をしていたので、撫でてあげなかったら、「ふん」って感じですぐどこかに行ってしまいましたが。それとも泥まみれの手袋で撫でてあげたらよかったのかな)、最初は苦戦していた栗カボチャの葉っぱの下に小さな小さな赤ちゃんカボチャを見つけたり、畑の仕事はハードワークながらも、すてきな発見に満ちた心なごむひとときです。
枝豆の葉っぱの下にてんとう虫(カメラ目線?)。英国英語ではLadybirdと呼ばれています。 |
今日は久々に、私にとっては畑の大先輩であり、畑の大家さんでもある方と畑で落ち合って、おしゃべりしながら作業しました。
畑を始めた当初、野心的に日本の野菜ばかり植えたがる私を見て、「英国の気候に合った、英国の野菜も植えた方がいいよ。絶対うまくいくから」と言われ、「えー、だって近所のグローサリーですぐ買える野菜をわざわざ育てるなんて、つまんないっ」と思いながら、しぶしぶジャガイモを植え、彼女からいただいたズッキーニを2株植え、しかし「そら豆も絶対おすすめよ」と言われたにもかかわらず、「そら豆かぁー……」と思っているうちにスペースをほかの野菜に使ってしまい、タイミングを逃してしまいました。
あれから、3ヵ月。彼女のエリアには、ぷっくりふくらんだそら豆のさやが、これでもか、というくらいたくさんぶら下がっていて、今日は少しお裾分けをいただきました。
うちに帰って、さっそく今日の収穫物を、と味見。ちょっと小さいけど、初めて収穫したズッキーニは、生で食べると甘くてしっかりした味で感激。お店で売っているのとぜんぜん違う! 来年は絶対もっともっと植えよう、と決意しました。
そしてそら豆。恥ずかしながら、私、生のそら豆を料理したことがなくて、大きなさやのなかで、ふかふかしたベッドに行儀よく並んで横たわる豆の美しさに、すっかり魅せられてしまいました。
こんなふうにきちんと並んでいます。さやの内側は、低反発マットのよう。 |
ひとつひとつ、頭のところが、ちゃんと鞘につながっていて、ここからへその緒のように栄養が豆に与えられて、こんなに大きくなったんだなぁと思うと、やはり自然の力って、すごいものがありますよね。
丸みを帯びたそら豆のかたちって、無条件に愛おしいです。 |
豆を取り除いたあとは、しっかりと豆のかたちの跡が。 |
お味はというと、もう、涙。やっぱり、来年はそら豆をいっぱい植えよう、と即座に決意しました。
あまりに美しくて、たくさん写真を撮りました。 |
やっぱり英国の気候に合った、英国の野菜も育てるべきです、はい。
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