12月の道具小屋の修理は、畑の大家さんと私と夫の3人で、見よう見まねで「フェルティング」なるものに挑戦しました。小屋がすっかり古くなり、あらゆるところからすきま風ぴゅーぴゅー、雨漏りぽたぽた、という状態だったので、冬本番の前に「フェルト」(といっても、手芸のウールとは違うマテリアルです)という風や水を通さない特殊な素材で、ぐるんと小屋を包んであげるのです。
黒い樹脂のどろりとしたフェルト用の「のり」を、ペンキを塗るように刷毛でぺたぺたと壁一面に。その上から寸法通りに切ったフェルトをあてがい、釘で打ち込んでいきます。3人で半日がかりで、なかなか立派にすっぽりと道具小屋がフェルトに包まれて、心なしか暖かそうに見えるようになりました。
1月の下旬には、恒例になった馬糞しごとを。腰痛と闘いながら、これもなんとか完了です。
すっかりおなじみになったこの風景。でも、比べてみたら、ほら、新撮です(笑)。 |
さすがプロの手さばき。 |
そしてそして、今月は、昨年につづきポテト・フェアに行ってきました。今年は「アーリー・スプリング・プラント・フェア」という名前でしたが、しっかりたっぷりジャガイモの展示が。
ジャガイモだけではなく、野菜の種やお花の苗なども販売されています。 |
もちろん、ジャガイモの展示もあります。 |
去年はなにも考えず、畑の大家さんにすすめられるままに「デジレー」という種いもを購入しましたが、今年は収穫期が「メイン(Main)」で、食感が「フラワリー(Flourly)」なものを、10種類ひとつずつ購入してみました。10種類、違う味が楽しめると思うとわくわくです。これらは、セントパトリックス・デーの頃に、植え付けを行います。
ちなみに、ジャガイモの収穫期は主に3段階に分かれていて、
ファースト・アーリー(First Early):花が満開したら収穫(定植後、10〜12週)
セカンド・アーリー(Second Early):花が枯れ始めたら収穫(定植後14〜15週)
メイン・クロップ(Mains):地表に出ている部分がすっかり枯れたら収穫(定植後16〜20週)
というのが目安だそうです。
また、食感に関しては、主に茹でると崩れる(粉ふきいものように粉をふいてばらばらになる)フラワリー(Flourly)と、茹でても崩れないワクシー(Waxy)のいずれかだそうで、種いも売り場には、この収穫期と食感が表示された80種類以上のジャガイモがずらーーーっと並んでいました。
ぜーんぶ、違う種類のジャガイモです。 |
春まきの野菜の種も、ほぼ準備が整い、ぼちぼちと雑草を取りながら、畝をつくって、馬糞をまぜこむ作業を地道に続けつつ、ノートに作付け計画を書きつけています。
本当に春が待ち遠しい日々です。
こういうことをしている時間が至福のとき……。 |
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