13.4.08

日本語での私、英語での私


社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ

日本人同士で話していても、
そこに非日本人がひとり入るだけで、
会話が英語に切り替わるのは、よくあること。

そこで、たまーに「ほほぅ」と思ってしまうのが、
英語と日本語との間でパーソナリティがぶれる人が、
そう少なくないことだ。

例えば、英語で話しているときには好印象なのに、
日本語になったら、「おや?」と思ったり、
逆に日本語だと好印象なのに、英語になると、
「あれあれ?」ということも。
後者は、単純に英語力が不足しているところに、
原因があることが多いにしても、
前者に関しては、どう説明をしてよいのか、よくわからない。

つまり、英人に与える印象と、日本人同士で得る印象の間に、
ぶれが生じるということになる。
いったいこれは、なんなのか。
日本語で話しているときには、相手に対するリスペクトが、
まったく感じられず、「むむむ」と思っていても、
英語になったとたんに、
そのリスペクトが感じられるようになる人、とか。
なにが、その人をそうさせているのか、
これは、分析好きの私にとって、
長期に及ぶ課題のひとつである。
ちなみに、まだ答えは出ない。

で、ふと、自分自身はどうなんだろう、と、
我が身を振り返ってみる。

私自身は、英語でも日本語でも、
印象がそう変わるとは思わないのだけれど、
これは自分でそう思っているだけのことであって、
一度、誰かに正直なところを聞いてみたい。

うちはダンナがバーミンガム出身なこともあって、
ある一時期は、「英語になるとなまる」と、
言われたことは、あった。
しかし、これはパーソナリティとは、ちょっと違うし。

もしも、言語が自分を演出するためのツールとして、
使われるのであれば、と仮定しての話だが、
もしかしたら、本人のなかで、日本人に与えたい印象と、
非日本人に与えたい印象が違う、のかも・・・
なんて、考えてみたりもする。
うーん、やっぱりよくわからない。

これはちょっと長期戦になりそうです。


13 件のコメント:

  1. えま・113/4/08 15:45

    自分をそこに置き換えてみると・・私もブレル人間です。
    多分英語の自分の方はもっとフレンドリーでオープンだと思う。それはやはり相手の反応にも影響される訳で、英語の方が言葉自体もオープンだし、相手もオープンだしと言う訳で自分も自然とオープンになる。勿論全ての人とそうなる訳でもないけれど、確率的には高い。

    ところが日本語だとそこにある壁がせいじたりする。勿論仲の良い友達にはないけれど、例えば職場とかだったりすると一応「敬語」とか日本社会特有の自己主張も控えめに。そう控えめに自然となるんです。


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  2. えま・213/4/08 15:45

    そんなブレが多分KYOさんの言うように相手の秤によって「好印象・悪印象」を出すのかも知れない。
    でも基本的には性格は変わらないので、多分相手の反応や空気、そして自分がどう思われたいとかいう相手への先入観なども影響されるんじゃないかな?

    でも・・・KYOさんの最初に設定してある場面は・・・余り経験しないので、その状況下で性格が変わるって言うのも確かに不可解ですね^^;それぞれの言葉が持つニュアンスを上手く使いこなせて居ないのかも?!

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  3. おれは英語を話せないのでこのブログを見て驚きました。
    言語が変わるだけで同じ人でも印象が違うんですね(>_<)
    なんか自分の中ですごい発見です!!
    世の中奥が深いなぁと思いました。
    やっぱり日本語は敬語とかあるんで、そういうのをちゃんと使えないと英語で話しているときより印象が悪くなるんでしょうか?
    今おれは大学で日本の語学を勉強してるんですが、やっぱり言葉って奥が深いですね!!!

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  4. ねこの足跡13/4/08 18:18

    こんにちは、KYOさん。
    人それぞれだとは思うのですが…きちんと勉強をしてきた英語を使う人は、自然と丁寧な言葉使いになるので『好印象』な人に、私の様な学習を怠けて行き当たりばったりのダイレクトな表現でしか英語を使えないと失礼な印象を与えてしまったり、するかもしれません。日本語での相手を気づかう会話が英語でも表現できると良いのですが…なかなかボキャブラリーが少なくて『伝える』ことで必死です。
    来日している外国の人が、拙い発音でも丁寧な日本語を話していると『好印象』を通り越して微笑ましいですよね。
    でもやはり…対する相手への感情や状況にも大きく左右されると思うのですが…なるほど、面白い課題ですね。やはり、母国語での話し方が自然な『本人』を表しているのではないでしょうか?

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  5. > えまさん
    うーん・・・どうなんでしょうか。
    イギリス人に関していうなら、決してオープンな国民ではないし、相手への距離感なんかも、日本人に近いと思うんですよね。
    ただ、考え方のロジックは変わるので、結論→補足、という話し方には、なると思います。
    とはいえ、私も含め、英語環境に浸かっている日本人ってのは、おもしろいことに、日本語でも、この結論→補足、のロジックで話をしてしまう傾向が。

    でも、私の言っているパーソナリティのブレっていうのは、そういうことではないんです。敬語とか丁寧な言葉遣い、ということでもない。
    もっと、相手に対する姿勢とかリスペクトですね。

    たとえば、誰かがなにかの話題をふったとして、それが英語で話しているときは、相手への関心を示すのに、日本語だと無関心だったりする、とか。
    これはもしかしたら、この人の日本人への関心度を示しているのかな。

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  6. > おれさん

    はじめまして!
    本当に、語学は奥が深いですよね。
    いくら学んでも、まだ先がある、けっこう恐ろしい世界だと思います。

    パーソナリティのブレは、特に、英語学校などに行って、日本人学生を観察していると、けっこうおもしろかったりします。

    やっぱり知らない環境に来て、非日本人と友だちになりたい、という、そういう気持ちが影響するのか、非日本人に対して、特別にフレンドリーな人ってたまにいます。

    MySpace、拝見しましたよ。パンクをやってるんですね。
    実はうちの夫もパンクバンドをやってます。よかったら、覗いてみてください↓

    http://profile.myspace.com/kismetikmw

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  7. > ねこの足跡さん(お返事1)

    こんにちは! いつもコメントありがとうございます!!

    私は、敬語とか、丁寧な言葉遣いとかも、大切だとは思うのですが、それ以上に大切なのは、相手に伝えたいという気持ちと、姿勢なんじゃないかと思うのです。

    英語がまったくできない友人のなかにも、うちのダンナ(英国人)と仲良くしてくれる人が何人かいて、彼らの姿勢っていうのは、ものすごく気持ちがいいのです。なんていうか、私に対する姿勢と同じように接してくれるんですよね。だからもちろん、好印象なわけです。

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  8. > 猫の足跡さん(お返事2)

    言語って、所詮はツールに過ぎないと思うので、それを上手に使えるかどうかっていうのは、もちろんあるんですけど、最終的には使い手の「人としてのクオリティ」にかかっているように思います。

    いま、こうやって、コメントのお返事を書きながら、感じているのは、日本語・英語というよりは、話し手の「日本人に対する姿勢」、「非日本人に対する姿勢」の問題なのかなぁ、と。

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  9. はっちゃん14/4/08 21:23

    コメントをはじめて投稿します。
    いつも楽しく拝見しています。
    私自身のことで言えば、英語を話すときは頭のモードを「英語」に切り替えないと、スムーズに話せません。そして英語を話すとき、考え方やものごとに対する意識も若干変わっているように思います。
    日本人同士日本語で話していても、男女間で態度の変わる人とか、えらい人の前では妙に丁寧な人とかいますよね。それと大して変わらないのかなーとも思います。発している言葉が問題なのではなく、態度とか表情の問題、、、といいますか。
    でも、このコメントを見たら、KYOさんのまわりの方の中には「これって、私のこと!?」と思う方もいらっしゃるのでは(笑)。私もメディアのお仕事をしているので、けっこうチャレンジングだなーと思ってしまいました。

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  10. > はっちゃんさん
    はじめましてー。コメント、ありがとうございます。

    男女間で、立場の違いで、というところを読んで、「なるほど!」と膝を打ちました。そうですね、そういうことかもしれませんね。

    そうしたら、それは日本語、英語の問題じゃなく、やっぱり対日本人と対非日本人の違いなのかも・・・。

    私自身は、数年前までは、英語で話すときは、英語のロジック、日本語は日本語のロジック、と切り替えがうまくいかなかったんですが、今はごちゃまぜでも大丈夫です(ってあまりよいことじゃないですけどね)。スペイン人とかイタリア人とか、気づいたら自分の言語話してたり、混ぜてたりっていうのに、ちょっと似てるかもしれません。

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  11. まぁ~その職場とか学校の雰囲気とかにもよるのかな~?
    イギリス人は確かに決してオープンではないけれど、でも日本人間に生じる距離感と比較するとオープンのような気がするけれど・・
    私の同僚なんかは明るくオープンな人が多いかなぁ。ドライヒューモアなんか良く飛び交いますよぉ。

    ま、余り深く拘らないで(拘ると逆に意識しちゃうので)、その場を楽しく明るく会話を英語だろうと日本語だろうと、相手が日本人だろうと何だろうと、していきたいかな。
    私は特に気にしないです^^;

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  12. > えまさん
    えまさんは、明るい職場で働いてらっしゃるのですね~。
    私は取材先やクライアントのオフィスを渡り歩くこともあり、けっこういろんな会社を見る機会があるのですが、明るいイギリス人が集まった会社って、意外と貴重な存在だと思います。でも、ヘンな人は日本人のオフィスの常識を超えてとことんヘンなので、やっぱりそのあたり、イギリスの懐の深さを感じますね。人のオフィスって見ていて本当に飽きないです。

    確かにイギリス人のユーモアのセンスはピカイチだと思います。
    イギリス人の英語って、言葉遊びに関しては、本当におもしろいですよね。


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  13. 言語で考えるより
    ブログと実会話で考えるほうがわかり易いと思うよ。

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