19.2.09

サイモン・マクバーニーの「春琴」

仕事がちょっとひと段落ついたこともあって、
午前中にピアノ・レッスンを受けて、
午後は、いまバービカンで公演中の「春琴(Shun-kin)」を観てきました。

サイモン・マクバーニー率いる英国の劇団コンプリシテと、
世田谷パブリックシアターのコラボのプロダクションで
マクバーニーの演出、深津絵里主演で、日本で初演した作品が
演出家のお膝元ロンドンに凱旋したかたちです。

ストーリーは、谷崎潤一郎の「春琴抄」をベースにした、
盲目の女性、春琴とその手引き佐助の偏愛を描いた作品です。

マクバーニーの演出がなかなかすばらしく、
役者さんはずっと舞台に出ずっぱり状態なので
大変だとは思うのですが、非常におもしろい作品に
仕上がっていたと思います。

深津絵里ちゃんもかわいかったです。
あとすばらしかったのは、三味線奏者の男性が、
ひとり、ずっと舞台の上で、三味線シーンのほか、
効果音までも担当しているのですが、この方がすごい!!
三味線という楽器のポテンシャルにも、再認識させられました。

この作品、ロンドン公演のあと、3月5日より、
世田谷パブリックシアターで再演が決まっているようです。
なかなかおすすめの作品です。




2 件のコメント:

  1. ��YOさま


    ご機嫌いかがでしょうか?
    久しぶりの更新にはいじは嬉しい気持ちになりました。そのうえ、大大ファンな深津絵里のことが書いてあるではないですか!

    きゃあ、彼女は海外にいつかは進出していくのだろうなぁと睨んでいましたがやはりですね。

    しかも、谷崎潤一郎とは・・・参った。若い頃、春琴抄を読んでいて「なんてエロティック」なんだと思っていました。谷崎氏はかなりエロじじぃだと思うのですがそんな雰囲気はでていましたでしょうか?

    世田谷公演は要チェックですね。情報をありがとうございます。


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  2. はいじさん、こんにちはーー。

    はいじさんは、深津絵里ちゃんのファンなのですね。彼女、凛としていてすてきですよねー。最後のあいさつに出てきて舞台袖に戻るときに、ちょこちょこ走っている姿がかわいかったですよー。

    若い時に谷崎作品を読んでいるとは、はいじさん、そうとうの文学少女だったとみた! 確かに耽美派を代表する作家にふさわしい倒錯した愛の世界でした。おもしろかったですよ。

    ぜひぜひぜひ、観に行っていただきたいです~。

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