ヒントはこの茎の形状でしょうか。 |
ちょっと近づくと、こんな感じです。
とんがってます。 |
正解は、チャイブのつぼみです。
昨日、畑に行って、私がスペースをお借りしている「畑の大家さん」からいただいたのです。「サラダにつぼみを散らすとおいしいのよ」と。ネットで検索してみると、つぼみもさることながら、お花を使ったサラダや天ぷらなどいろんなレシピが。チャイブの葉っぱは、前々から大好きでしたが、お花やつぼみが食べられることは、ぜんぜん知りませんでした。
平日の畑は、人も少なくて、ただただ鳥の声と風の音がするばかり。ふだんは臆病もので、人にあまり近づかないロビン(ご存知ない方のために、ロビンというのはこんな鳥です。一晩中貧乏な家族が凍えないようにと、羽をパタパタさせて、風を送って火を守ったので、胸が赤くなったと言われている、と聞いたことがあります。けど、これは諸説あるらしい)が、やたらと近くにやってきます。
気がつくと、長靴のすぐ横にいたり、土に振り下ろした鍬のすぐ近くをうろうろしていたりして、ハラハラしてしまいます。なんだって、こんなに近くに来るのかしら、とよぉぉぉく観察してみると、くちばしになにやら不気味なものくわえています。
足がいっぱいついた小さい虫とか、にょろにょろ蠢く小さなミミズとか。
正面から見ると、なにやら動く口ひげをたずさえた、エルキュール・ポアロか、サルバドール・ダリか、という感じですが、これその場で食べるわけじゃなくて、できるだけいっぱいくわえようとしているみたいで、ひどいとき(すごいとき、と言うべきか)は、4つくらいいっぺんにくちばしにくわえるのです。よくも器用に、前にくわえている虫を落とすこともせずに。
そして、これ以上もう、くわえられない、っていうくらいの量になると、ぱたぱたーっとふたつ隣の畑の小屋の裏に消えていきます。どうやら、雛に与えるために、虫のいっぱい出そうな耕し中の土のまわりをうろうろしては、せっせと運んでいる様子なのです。
「畑の大家さん」によると、もう少し雛が育って、大きくなってくると、もっと大きい虫を選んで運んでいくのだそうです。「まだきっと小さなベイビーなのね」と。それにしても、あんなかわいい顔して、口からにょろにょろ虫を出している姿は、まぁ、クリスマスカードには不適切ですね。
畑に行くと、生活にあまり役に立たないかもしれないけれど、興味深いことをいろいろ学べます。
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