19.2.07

英語の吃音

今年から日英の租税条約が変わって、税金の二重払いを防ぐために、
今まで、届出書を出して、なお、日本で行われていた1割の源泉を、
届出書を提出することで、日本側ではまったく完全免税とする、
ことになった、らしい。

で、この届出書には、居住者証明というのをつけないといけないらしく、
クライアントさん数社から問い合せをもらいました。

はて、居住者証明とは?
私たちの場合は法人なので、まず居住「者」というところにひっかかる。
クライアントさんの一社が、ごていねいに、
「HMCR」で発行してくれるらしいですよ
と、教えてくれたので、HMCR(税務署)に問い合せをしました。

会社の管轄の税務署に電話をして、事情を話すと、
担当者に替わってくれたのだが、この担当の彼女、激しい吃音。
私の全神経は、すべて受話器の耳にあてるほうに集中し、
とにかく聞きもらすまい、とがんばりました。
結果的にその彼女から、
ブリストルの別の税務署→ブリストルの別の部署
→そしてなぜか、やっぱり彼女が処理するべき問題、ということに。
一旦は、たらい回しにされて、どうなることかと心配しましたが、
彼女が割と早く処理してくれたので、よかったです。

さて、この吃音のイングリッシュ・スピーカーと出会ったとき、
話を聞く側は、絶対に焦っちゃいけない、と思います。
私が英語を勉強し始めたばかりのとき、
人から注意されたポイントに、
「話の途中で、先を読んで理解した気になるな」
ということがありました。
これ、たぶん、日本人には多いと思うのですが、
最後まで聞かなくても
「あーなるほど、そういうことね」と分かった気になってしまう。
逆に言うと、話の途中で、意味がつかめないと、
聞き手のほうが焦り始める、ということになります。

吃音の人の場合は、その焦りが伝わると、
さらに事態は悪化すると思うので、
とにかく落ち着いて最後まで聞くことが大切かな、
と個人的には思っています。

日本語もそうなんですが、相手の話を最後まで聞いて、
その上で意味をつかみとることは、絶対に必要ですよね。
でも、これができない大人って、意外と多いと思います。
いませんか、会議中に相手の言葉にかぶせて質問してくる人。
それが政治的な作戦である場合もありますが、
私はあんまり、好きじゃないなーと思います。

今、英語を勉強している方、英語を勉強すると同時に、
最後まで聞いて考える習慣を身につけるのは、
なかなかよいアイデアだと、経験者は思います。

気に入っていただけたら、ぜひクリックを↓
バナー2
こちらもぜひ↓
にほんブログ村 経営ブログ 女性社長へ

4 件のコメント:

  1. KYOさん
    初めまして。
    初めてサイトを訪れました。
    私も以前に数ヶ月ですが海外
    で過ごした事があり大変な思いをしました。
    同じ女性としてKYOさんを尊敬しちゃいます!
     相手の話を最後まで聞く事も大事ですよね。
    本当、最近痛感しています。
    また拝見に来ますので宜しくです。

    応援ポチッ!

    返信削除
  2. > くるマックス店長 さやま さま
    コメント、本当にありがとうございます!
    尊敬していただけるようなことは、なにもしていないので、イタタマレない気持ちです(笑)。

    海外は、どちらにお住まいだったんでしょうか。
    国によっても、苦労の質は違いますよねー。
    どうぞ今後ともよろしくお願い致します!

    返信削除
  3. こんにちは。

    海外はシンガポールにいました。
    凄く小さな国ですが暖かくて
    スコールを除いては私には凄く
    住み易い所でした。
    でも、本当数ヶ月だけですからね。
    KYOさんの様に本当の意味で海外で
    生活されている方とは全然違いますよ。

    でも私も時間を見つけてまた英語を勉強
    しようかななんて時々考えます。

    ポチッ!

    返信削除
  4. > 店長さやま さま

    シンガポールですかー。
    今から15年以上まえに一度旅行で行っただけです。
    そういえば、ロンドンで知り合った友人がシンガポールに住んでいます。彼女は台湾出身で日本に帰化した日本人、旦那さんはマレーシア出身の華僑、娘は日本人学校に通っているそうです。シンガポールは、ほんと、インターナショナルですよね!

    語学の勉強は一生仕事ですね。
    いつまでたってもわからないことばっかりです。

    返信削除

お気軽にコメントをお残しください。

Please feel free to leave your comment.