今日は朝から、サリー州のファーナムという町に行ってきました。
お友だちの若きフォトグラファーで、グラフィックデザイナーの五味由梨さんのMAショー(MAコースの修了制作展)を見に行ってきたのです。
会場に名刺代わりに置かれていた小さなカード。私もひとついただきました! |
会場は、由梨さんが通っていらしたUCA芸術大学(University for the Creative Arts)のギャラリーです。ということで、さっそくなかへ。
とってもモダンな入口です。 |
由梨さんの展示のタイトルは「Landmark 1966-2011」。1966年に由梨さんの曾おばあさまが、一世一代の欧州周遊旅行のツアーに参加されたときの写真をもとに、その足跡をたどり、当時とまったく同じロケーション、同じアングルで撮った由梨さんのセルフポートレートと、オリジナルの写真を並べています。
蛇腹状に立てられた写真が、真っ白な壁に映えて、とってもすてきでした。 |
ビッグベンの前に立つ曾おばあさまが和服姿なのが印象的。 |
エッフェル塔の前に、セントポール寺院の前に、ベルサイユ宮殿の庭園に立つ曾おばあさまと由梨さん。45年の時を経て変わったものと、変わらないもの。そんな対比がとても興味深く、しみじみと見入ってしまいます。由梨さんの写真がすてきなのは言うまでもないのですが、この45年前の写真のまたすばらしいこと。名前も知らないこのフォトグラファーの方にも、心のなかで賛辞を送りました。
左からビッグベン編、ピサの斜塔編、エッフェル塔編。 |
そのほかに、ビッグベン、ピサの斜塔、エッフェル塔の1966年から2011年を振り返る写真集もありました。こちらは、この45年間各年の写真を集め、時系列に並べて、その移り変わりを見る、というもの。ビッグベンの屋根の部分に、修復中の足場があったりなかったり、そんな変化がとてもおもしろかったです。
こちらの展示会、9月7日(金)まで。もちろん入場無料です。お近くの方も、そうでない方も、ぜひ足を運んでいただければと思います。
詳細は、以下のサイトからどうぞ。
http://made2012farnham.wordpress.com/
由梨さんのブログもぜひ。由梨さんの世界を垣間見られる、大好きなブログです。
http://gomiyuri.jugem.jp/
さて、このMAショーを見るだけでも足を運ぶ価値十分なのですが、ファーナムの町そのものも、かわいらしい魅力に溢れています。
まずこちらは、ランチをいただいたカフェ「The Lion and Lamb Cafe」。
古い建物が素朴な雰囲気です。 |
内装は素朴なようでいて、とても洗練されていました。
入口付近にはケーキやスコーンが。 |
テーブルには切り花ではなく、鉢植えのお花が置かれています。 |
そしてなんといっても感動してしまったのが、こちら。シェフの自慢料理「バターナッツスクワッシュ、ルッコラ、パルメザンチーズ、フェンネル・シードと松の実のスパゲッティ(長くてすみません…)」。この組み合わせが絶妙なのです。
このスパゲッティがとてもおいしかったのです。 |
「これは、シェフのオリジナル・レシピなの?」とたずねたところ、「そう。ほかのメニューに変更があっても、この一品は年間を通してサーブしてるのよ」とのこと。
さて、制作展のあと駅に帰る道で、ただ「わーきれい」「きゃーかわいい♡」と、とりとめもなく撮ってしまった写真をとりとめもなく、以下に載せておきます。ファーナムの雰囲気を感じていただければ(クリックすると少し大きめの画像がご覧いただけます)。
古い協会に向かう細い道。 |
古い教会のなか。 |
教会の脇の道。 |
こちらも教会の脇の道。アップ。 |
教会の入口まで絵になります。 |
教会から公園に向かう途中の建物。お花と壁の石膏がすてきでした。 |
公園で。過ぎ去ったかと思ったら、急に帰ってきた夏の日に子どもたちも大喜び。 |
駅に到着。 |
今日は行けませんでしたが、ファーナムにはお城やミュージアムもあるそうです。ロンドンのウォータールー駅から1時間弱。ちょっとした遠足が楽しめます。
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