前日に梅干し用と梅ジュース用の仕込みは終わったんですが、表面が傷んでいるプラムをジャムにする仕事がまだ、残っていました。
人から教えてもらった情報によると、イギリスでは「ジャムシュガー」なるものがスーパーで売られていて、ペクチン入りで、ジャムが作りやすいのですって。
しかし、朝思い立ったらすぐに作りたかった私。ジャムシュガーを買いにいくのはめんどうなので、ふつうのカスターシュガー(日本でいうところのグラニュー糖と上白糖の間みたいな感じ)で作ることに。
鍋に入れて、煮る煮る煮る。
さらに砂糖を加え、煮る煮る煮る。
ずっとかき混ぜていて、汗も出てくるし、疲れちゃったもので、ふとサボっていると、なにやらべっこうあめの香り……。
ガー、鍋の底、焦げてるしー(泣)。
べっこうあめといえば、私、大学時代に某家電メーカーのクッキングコンパニオンというアルバイトをしてまして、これって電気屋さんの店頭で、そのメーカーの電子レンジを使って、お料理のデモンストレーションをし、お客さん(特に潜在顧客が連れてきている子どもがターゲット)に食べさせ、こんなのができるんですよ~と説明するのがお仕事。
ある日、べっこうあめを作ろうとボウルに砂糖と水を入れて、電子レンジでチンして、さて、と取り出そうとしたら、ボウルの底が溶けて抜け落ち、腕にダラーッとべっこうあめが溶けてきて、「ギャーーッ」と腕でべっこうあめを作りながら、絶叫したことがあるのです。
そうそう、砂糖って、何百度にも上がるんですよね。若くておまぬけだった私、ぜんぜん考えてなかったのです。しかも、このべっこうあめ絶叫事件、大やけどを負うわ、売り上げにはつながらないわ、この日は散々でした。
そのときの教訓を胸に、急いで鍋のなかみを「ガラス」のボウルに移し、なべ底を洗うも落ちず。
水と重曹を入れて、煮て煮て、こすって、なんとかキレイになったところで、ジャムの煮つめ作業再開。
やー、できましたよ~。
ちょうど、ふたビンできましたー。
「ボンママン」のストロベリージャムのビンは、あくまで世を偽る仮の姿。なかみはしっかりプラムジャムです。ひとビンはご近所に住むお友達のお家へ、この日の午後にもらわれていきました。
中身はこんな感じです。
意外と酸味が強くてびっくり。あんなに砂糖入れたのに。
でも、パンにつけても、肉料理のソースとしてもよさそうです。最後までしっかり責任をもって食します。
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