先日は、フェティエで開催される週一の火曜日マーケットについて書きましたが、今回は、街中にある常設マーケットについてです。
こんな感じの入口です。 |
フェティエの街中にある毎日オープンのマーケットは、フルーツ&野菜と魚がメイン。
色とりどりのフルーツが。 |
滞在中何度も通ったので、ブルーのシャツのおじさんと顔見知りになりました。 |
天井からもニンニクやら、タマネギやらハーブやらがぶら下がっています。
ハーブも一緒にぶら下がってます。 |
フルーツと野菜がメインではありますが、スパイスのお店などもあります。
おみやげものも、いろいろと。 |
さて、いよいよ、本日の目玉、フィッシュ・マーケットに突入です!
ここから先がめくるめく世界。 |
この穴をくぐると、まず飛び込んでくるのは緑の光。
まぶしすぎて見えません。 |
一瞬よく見えなかったのですが、こちらのまん中。上の写真の右の奥がフィッシュ・マーケットです。
お目当てのお魚マーケット! |
たくさんの業者さんが軒を連ねています。 |
鮭、スズキ、イカ、エビ、あと判別不能な(スミマセン)たくさんのお魚がありました。
ずらーっと並んでいます。 |
ほとんどのお魚が私には判別不能でした。 |
ロンドンまで、持って帰れるわけでもないのに、魚なんか眺めて、なにが楽しいのか、という疑問はごもっとも。しかし、それがここのマーケットのユニークなところで、なんと、自分で選んだお魚をレストランで調理してくれるシステムなのです。
このエビには後から、かすかな疑惑が持ち上がりますが、それはまた別のお話。 |
スズキ(夫用)、鮭の切り身(私用)、そしてエビ(前菜シェア用)を選びました。これで、35トルコリラ(1500円くらい)。
手の出演(だんなさん)。 |
マーケットを取り囲むように、6つほどのレストランがあるので、好きなところを選んで、お魚を持って行きます。私たちは、魚屋さんにすすめられた一軒に決めました。
調理料金は、どこもほとんど一緒です。 |
買ってきたお魚を渡して、冷たい前菜やパン、飲み物をオーダー。その間に市場のまん中にある手洗い場で手をじゃぶじゃぶ。
トルコではいたるところで、こういった手洗い場を見かけます。 |
水を飲んだり頭から水をかぶったりできるように、金属製のカップがぶら下がっています。 |
手を洗っているうちに、冷たいメゼ(前菜)とサラダなどがテーブルに。
クレソンのような野菜を使ったヨーグルトベースのジャジックをオーダー。 |
そして、いよいよエビの前菜が登場!
ニンニクとチリとトマトのソースで。 |
このエビのおいしさに感動したのもつかの間、メインのお魚がやってきました。
私の鮭。「ばかでか」で、二人前くらいあります。 |
だんなさんのスズキ。三人前くらいあります。でかすぎてうまく撮れません。 |
しばし無言で、魚にくらいつくふたり。ふと、「おしょうゆがあったら最高なのに〜」という私のベタベタ日本人なつぶやきを、聞き逃さなかっただんなさん。
なんとっ! おしょうゆ登場!
中国のとろりとしたおしょうゆでしたが、十分おいしくいただきました。 |
調理代は、ひとり7トルコリラ(約300円)、冷たいメゼやサラダ、パン、ライス、ワイン1本、お茶などをぜんぶひっくるめて、レストランの料金は50トルコリラ(約2200円)ほどでした。
トルコでは、お魚は高級品なのだそうで、一般のトルコ人はあまり食べないようです。
おこぼれにあずかろうと、待っています。 |
自分で選んだものをその場で料理してもらえる、このシステムがなんとなくエンターテインメントで楽しいランチタイムを過ごしました。
と、そこで、だんなさんの一言。
「あのエビ、絶対、あれより多く買ったよなあぁ」……。
うーむ。写真撮っておけばよかったかしら。思わぬエビ疑惑。
魚市場の片隅では、バックギャモンに興じる男性たちの姿も見かけました。 |
エビがちょっと少なかったかもしれませんが、まぁ、あの魚の大きさでは、いずれにしてもあれ以上は食べられなかったということで、よしとしましょう。
マーケット話、その1、その2とも楽しく拝読しました。写真もとっても素敵です。魚が高級なのはアテネも同様でした。外食するとき、肉を食べる4倍くらいする、とアテネによく行くパイロットが言ってましたよ。その彼に連れて行ってもらったレストランは港のWaterfrontなのに、メニューに魚料理がゼロ、というも驚きでした。
返信削除その1もその2もおつきあいくださって、どうもありがとうございました! アテネも魚は高級品なんですか! それは知りませんでした。島の方に行ったら、ちょっとはちがうのでしょうか…。
返信削除いまふと思ったのですが、イスラム圏の人って、甲殻類を食べませんよね。考えてみたら、このお魚マーケットのエビって、外国人のためだけにあるのかもしれません。