余震はだんだん頻度が落ちてきて、すでに7時間〜8時間おきになってきています。このまま収まってくれることを祈りつつ…。
さて、いま滞在しているトルコの地中海沿いの町、フェティエには、ふたつのマーケットがあります。ひとつは町中にある常設マーケット。もうひとつは毎週火曜日に開催のマーケットです。
今回は、火曜日開催のマーケットのほうについて、書きたいと思います。
このマーケット、中心部から歩いて10分くらいの小さな川沿いに立ちます。ホテルの方に、とにかく午前中早めに行った方がいい(この季節昼頃から、暑くなりすぎるので、ゆっくり見られないから、というのが理由だそう)、と言われたので、私たちにしては早い一日の始まりで、朝10時に到着。
川沿いにずらぁぁぁーっと白いテントが並んでいるのがマーケットです。
(各写真をクリックしていただくと、ちょっと大きめの画像がご覧いただけます)
なかに入ると、おなじみのスパイスや、ナッツ、ハーブ、そしてなによりも野菜、野菜、野菜、と野菜のストールが続きます。
トルコのマーケットではおなじみのスパイス・ストール。 |
ナッツの種類もいろいろ。 |
とにかく野菜のストールが圧倒的に多いです。 |
すいかは野菜か果物かという論争もありますが、 いずれにしてもスイカ売りのおじさんたちがいい味出してます。 |
と、そこでなにやらすごい物を発見!
こんな長いなすび見たことない! |
比べてみるとこんなに違う! |
このストールのお兄さんに聞いてみたところ、この細長いダイコンなすびは、ハウス栽培ではなくて、屋外の畑で育ったものなのだそうです。通常のものはハウス栽培なのだそう。なんでも味もかなり違って、屋外のもののほうが味が濃いのだそうです。屋外栽培のものは、当然のことながら、とれる季節が決まってしまうので一年中食べられるわけではないのですが、この季節には試してみたいですよね。
イギリスに来た当初、なんで、イギリスのなすは、こんなにばかでかいばっかりで、味が薄いのかなぁと考えていたのですが、なんだかここに答えがありそうな……。
さて、気を取り直して、お次へ。こちらは、ボレック(トルコ風チーズパイ)などをつくるときに使う、パイ生地です。とっても薄くてぺらぺらしている丸い生地をさっさっさっとたたんで、包んでくれます。
地元の女性が、次々と買っていきます。 |
そのボレックの中に入るチーズは、ホロホロした質感のチーズなのですが、それもこんなに種類がいろいろあるようです。
これ全部チーズです。 |
ようやく川沿いの終わりから一歩手前というところに、チャイ・コーナーを発見。イギリスやアイルランドだったら、確実にビールの入ったパイントグラスが目の前に置かれていそうな光景ですが、さすがトルコ。おじさまたちの前には、お茶とヨーグルトドリンクが。
おじさまたちの社交場になってます。 |
と、終わりと思った、マーケットですが、ふと右を見ると、さらに終わりが見えないほどのストールが……。
ずらぁぁぁっ! 終わりが見えないです!! |
オリーブの種類もいっぱいです。 |
なんだかほほえましい風景。 |
トマトがあざやかー。 |
トルコのお菓子、ロクムのストール。これは明らかに観光客向けです。 |
地元の方の生活の一部をのぞきながら、ついでにおみやげショッピングもできて、とっても楽しく実用的なんです。
食品のほかにも、あらゆる日用品があります。たとえば、こちらは、自宅でチャイをつくるための二段式ポット「チャイダンルック」。
上段でお茶を抽出し、下段には薄める用のお湯を入れて火にかけます。 |
そんなわけで、フェティエの火曜日マーケットは、地元の人の生活ウォッチングをするのも楽しい、ずーっといても飽きないマーケットでした。
地元の女性も日用品を物色中。 |
ただ、この季節はどうしてもテントの下に熱がこもってしまい、日中は本当に暑いので、あまり長時間いることができないのが残念。ざーっと一周するのにも2時間くらいはかかるので、夏にお越しの際には、とにかく早めのスタートがおすすめです。
<トルコのマーケットにご興味のある方は、よろしかったら、過去記事もどうぞ>
ダッチャのマーケット
http://kressroom.blogspot.com/2011/11/4.html
イチムラーのマーケット
http://kressroom.blogspot.com/2010/05/blog-post_27.html
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