今回は、いったんトルコ編をお休みして、ロンドンからです。
現在発売中の「CREA Traveller」でも取材させていただいた、アルフィーズ・アンティーク・マーケット(Alfies Antique Market)のサマーイベントにお邪魔してきました。
アルフィーズは、アンティーク通りとして知られるマリルボーン・チャーチ・ストリートの中心的存在。75のディーラーが軒を連ねる屋内アンティーク・マーケットです。
今回のサマーイベントでは、まるで迷路のように入り組んだアルフィーズの建物のなかを専門家が案内してくれるというもの。
では、さっそくスタート!
まずは、「CREA Traveller」でもご紹介しているシルバーウェアのお店「ゴールドスミス&ペリス」さんからでした。
シルバーのカトラリー、ポット、お皿、トレーなどなど、ぎっしり並んでいます。
お手頃価格のシルバープレートのスプーン(6本で22ポンド) |
こんな完璧なセットもあります。 |
柄のディテールがかわいい。 |
お次は、これまた「CREA Traveller」でご紹介した「ベス」さん。
1830年から1930年までのセラミックを主に扱っています。 |
デコレーションを難しく考えないで、とベスさん。人に選んでもらったらだめ。自分の気にいったものを買うのが大切、とのこと。
ベスさんに関しては、興味深いエピソードをほかにもお聞きしているので、それもまた、改めて書きたいと思います。
続いて、ディーラーさんとはちょっと違うのですが、ヴィンテージのお洋服を買ったはいいけれど、サイズが合わない、ヴィンテージの布地を手に入れたけれど、自分で作るのはうまくできない、という方に朗報なヴィンテージのリペア、ドレスメーキングを専門に扱っているのがこちら。
一から作ってもらうことも可能だそう。 |
「シンフォニー・オブ・シャドウズ・デザイン」のローリーさんです。ローリーさんのスタジオは、ちょっと見つけづらいところにありますので、訪れるときはアルフィーズのレセプションで聞いてみてください。
続いて、1900年代前半のオリジナルの広告ポスターを扱っている「ドゥードゥー」 さんです。
眺めているだけで楽しくなるようなポスターの数々。 |
ポスターの他にパッケージ類も。 |
日用品のパッケージもいろいろと。 |
レトロなパッケージは小物入れに使いたい。 |
巻かれたポスターから垂れ下がったラベルが短冊のようです。 |
ツアーの最後がこちら。最上階にある「マニック・アティック」さんです。
ほとんどが50ポンド以下で気軽に買えるものばかり。 |
最上階にあるので、天井裏を表す「アティック」、そして「僕がマニック(変わり者)だから」と笑いながら話す店主のイアンさん。変わり者なんてとんでもない、万人の心をつかむすてきなものがいっぱいです。
絵になる古いレコード。 |
ソルト&ペッパー入れだけでも数え切れないくらいあります。 |
キッチンで使いたいレトロな缶。 |
アンティークのコレクターだけじゃなく、誰でも気軽にヴィンテージものを使い始めることができるように、という思いをこめて、どうしても値段がはってしまうブランドものは置かず、価格帯を1ポンド〜200ポンドに抑えているとのこと。「ここにあるもの、ほとんどが50ポンド以内で買えるものばかりなんですよ」とイアンさん。ヴィンテージものの敷居を低くしてくれるお店なのです。
と、ディーラーさんめぐりのツアーは、こちらで終了。ちょうど「ザ・ウェイワード・シスターズ」のミニコンサートが始まりました。
ショーケースのようなステージ。 |
さて、アルフィーズには、ショップのほかに、最上階には最近新装オープンしたばかりのカフェもあります。
ブリティッシュをテーマにしたデコもかわいいです。 |
お天気のよい日にはルーフテラスでお茶も。 |
と、駆け足で、ご紹介しましたが、なんといっても75のディーラーの入ったアンティークのデパート。ヴィンテージ、アンティークの好きな方は、ぜひちょっとたっぷりめに時間をつくって、立ち寄ってみてください。
Alfies Antique Market
13-25 CHURCH ST, MARYLEBONE, LONDON NW8 8DT
営業時間:火曜日〜土曜日 10am〜6pm
☎020 7723 6066
http://www.alfiesantiques.com
<今回ご紹介した各ディーラーさん>
Goldsmith & Perris (ストール番号G059-62)
Beth(ストール番号G023-25 / G028-30)
Symphony of Shadows Design (Room D, 2nd Floor)
Dodo(ストール番号F071-72)
Manic Attic(ストール番号S048-49)
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