28.12.09

飛んでいくお札と、1年の反省と来年の抱負

クリスマスで、義妹の家に3泊してきました。いつものように、クリスマスはお料理上手の義妹の作った七面鳥やら、焼き豚やら、根菜類、デザートもろもろを1日中食べ、26日のボクシングデーは、義弟の家で、同じことの繰り返しです(笑)。なんでもクリスマスの日、イギリス人の平均摂取カロリーは、5000キロカロリーにものぼるのだそうで。これから皆さん、デトックスに励むことでしょう。

それにしても、年末というのは、なにかとお金が飛んでいくものですね。私だけじゃなく、クリスマス前はプレゼント合戦があり、クリスマス後はセールがあり、とかくこの季節、財布のヒモがゆるゆるだらーんとなりがちのようです。

不景気不景気っていいますけど、クリスマス前にデパートの電化製品の階に行ったら、WiiとかHDDレコーダーとか、ipodのドック・スピーカーとか、100ポンドは軽く超えるモノを手にした人が、レジの前にずらぁ~っと並んでいます。私も夫へのクリスマスプレゼントを手に並んでいた、そのうちのひとりだったんですケド、みんな、ちゃんとお金を使ってるじゃない、って思ってしまいました。むしろ使い過ぎってくらいです。

私の場合は、弊社(ひとり会社ゆえに、この言葉、妙に照れますが)の場合は、会計年度末が12月末日で、前年度の決算は9月に会計士さんが計算してくれて、税金を納めるのが通常です。去年から配当金をいただけるようになり、今年もこの季節に、去年の決算と今年のその時点での収支をみてもらってから、配当金をいただきました。自分の希望額をもらっても安全かどうか、いちいち会計士さんに相談してからじゃないと怖くて取れないあたりが、情けないですが、今年の売り上げは、去年の150%くらいを達成しているので、本当にありがたい限りでした。

というわけで、今年も10月末に配当金をいただき、私の財布のヒモもいつもよりも相当ゆるんではいたのですが、今年は住まいの向上にもちょっと力を入れてみました。

7年間壊れたたんすを使い続けていたのを捨て、ベッドサイドテーブル代わりに使っていた、大昔のステレオのスピーカーを捨て、まったく使わずいつも空っぽな洗濯物入れを捨て、新たにベッドサイドテーブルをふたつ、たんす、キッチン用のワゴン、「立派な」シュレッダーを購入しました。立派なシュレッダーは、なにが立派かといって、クレジットカードまで刻めることです(笑)。これでもって、ここ10年以上ため込んできた、電話やガスなどの請求書を、過去数年分を残してガンガン切り刻みもう、スッキリです。

新しいものを買う前に、いらないものを捨てる。年をとったせいか、身辺整理をしながら、シンプルにミニマルに生活したい、と思うばかり。生活の贅肉も、そぎ落とせばそぎ落とすほど、すっきりと身軽に、気持ちよく生活できるものなんですよね。

というわけで、年末の家族へのプレゼントやちょこっとした家具類に、今年は合計500ポンドほど使ってしまいました。明日から日本に帰国なので、まぁ、これだけじゃすまないとは思いますが、モノを増やさないように、それだけは肝に銘じつつ、でも、がんばって働いていただいたお金を使うことに罪悪感を抱くのもイヤだなぁと思わずにはいられません。やっぱり使うときにはいい気持ちで使いたいものです(笑)。

さて、これが今年最後のアップになると思いますが、本当に今年も身の回りの方々にしっかり支えていただき、なんとか、社長としての4年目を無事に乗り越えることができそうです。

フリーランスの翻訳者さん、ライターさん、編集者さん、デザイナーさんを始め、お世話になりっぱなしのクライアントの担当者の方々には、本当に頭が上がりません。今年もどうもありがとうございました。そして、更新頻度が、閑散期の山のなかのバスよりも低い、こんなブログを読んでくださる方々にも心から感謝です。

2010年もがんばって、ていねいにお仕事させていただけるよう、努力したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

あなたにとって、2010年がハッピーで実り多き年になりますように。


1.12.09

取るか、取らないか。

ここのところ、連日、毎週のように、お仕事のお話をいただいては、最終的にスケジュールの関係でお断りしたり、ほかの方をご紹介したり・・・を繰り返しています。

食べきれないほどの分量を、ちいさなお皿にてんこ盛りにすることの弊害、よぉくわかってはいるのですが、やっぱり、せっかくいただいたお仕事に対して、気持ちよく「イエス」と言いたいものだから、その都度、とっても悩んでしまいます。

でも、いまのところ、最終的には「はぁー、あのときお断りしておいてよかったぁ」と思うことばかりです。

限られた分量しか、お皿には載らないのですから、やっぱり自分にとって納得できる、自分にとって価値のあるものだけを載せて、そうじゃないものは載せない、というふうに潔く決断することが大切かな、と思います。そうじゃないと、後から後悔することもあるかと思うんです。

欲張らず、でも自分にとって価値のあるものを、身の丈にあった分量だけお皿に載せる。そして、お皿に載ったものを大切にいただくこと。今後も肝に銘じていきたいと思います・・・。