24.2.15

畑の春準備 2015

去年に引き続き、今年もこの週末、がんばってきました。

畑のほそみちで、馬糞を積んだトラクターが華麗なるターンを決めます。

馬糞を1トン、去年同様にお願いし、畑に運んでもらったのです。
個人所有の馬8頭を預かってお世話をする、という仕事をされているポールさんが持ってきてくれました。

去年とまったく同じ写真に見えるかもしれませんが、ポールさん、トラクターを新調されたそうで、ピカピカの新しいクルマです。

去年と同じように、ビニールシートを準備して、そこにどさどさどさーっと。

ざざーーーん。

そこかしこの畑から人が出てきては、「どこで頼んだの?」「うちも頼みたい!」と、見知らぬ人も、次々ポールさんに直談判。

今年も3人で、これをエッサホイサと手押し車にシャベルで積み込んでは運ぶこと、約3時間。畑にすべてまき終わりました。

これがおいしい野菜づくりを助けてくれます。

体をしっかり動かして、全身筋肉痛になったし、馬糞まみれになりましたが、こういう充実感、日頃の生活ではなかなかないのですよね。

たった半日、ちゃんと労働したことで、1年間(またはそれ以上)の間、はっきりとした恩恵を受けられる、こういうことって、ほかにあんまりないよね、と、畑の大家さんもしみじみ。

これで、よい土ができて、そしてよい土が野菜を育ててくれて、野菜が私たちの身体を満たしてくれるという、なんとも健全な循環。前日の「ポテト・フェア」につづき、なんだかとっても、自然が近くにあった週末でした。

--------

Facebookのページを開設しました。お仕事の情報とロンドンの小さなネタを地味にアップしています。よろしかったらのぞいてみてください。
http://www.facebook.com/kresseuropelimited







21.2.15

王立園芸協会の「ポテト・フェア」へ。

冬の間、収穫のあとの片付けをしたり、なんどか耕したり、ちょっと雑草を取ったりするだけで、半休眠状態にあった畑ですが、そろそろ春じたくの時期。

今年は、夫から「ジャガイモもあったらなぁ」という、さすがアイルランド人の血は争えないリクエストもあり、よっしゃあ、ジャガイモ育てるかー、と思っていたところ、RHS(Royal Horticultual Society=王立園芸協会)の主催で「プラント&ポテト・フェア」なるものが開催されるとの情報。いそいそと出かけてきました。

RHSのホールはヴィクトリアに2ヵ所あります。アールデコ調の入口が美しいです。

事前情報によると、エキスパートのアドバイスが聞けるワークショップや、ジャガイモのテイスティング(!)もあるとのこと。

ジャガイモがどっさり。

あるある、ジャガイモがわんさかあります。

さまざまな種類のジャガイモが。

畑の大家さんから、ジャガイモは種芋が出回り始めたら、早くゲットしたほうがよい、と言われて、すでに私もネット通販で種芋をオーダーしてしまったので、今日は買いませんでしたが、こうしてみると本当にジャガイモの種類って多いのです。

それぞれの種類の解説もあります。

ジャガイモ・エキスパートの方のお話によると、ジャガイモは急いで植えないで、3月のセント・パトリックス・デー(3月17日)の頃、土を触ってみて、冷たさがなくなる頃に仕込むのがよいのだとのこと。

伝統的にも、セント・パトリックス・デーに植えられていたようです。

ジャガイモのテイスティングでは、3〜4種類の茹でイモを味見させていただきましたが、質感も味も、本当にさまざまです。なかには紫色のジャガイモもありました。

畑の大家さんのアドバイスで、私がメールオーダーした種類(Desiree)もありました。

会場には、野菜の種やガーデニング用品のストールもあり、気をつけていないと財布のひもがゆるゆるになってしまいます。

「ポテト・アート」なるものも。

RHSのメンバーになると、メールや電話や対面で、専門家のアドバイスが受けられる、とのことで、私も会員になってしまいました。

会員になる、資料の入ったこんなエコバッグがもらえます。

明日は、いよいよ一年ぶりの馬糞デー。馬糞を1トン畑にまいて、畑の春準備が始まります。今年もたくさん野菜ができますように。

「Our potatoes are for Cooking and Eating」とあえて書いてあるのが、このイベントらしいです。


--------

Facebookのページを開設しました。お仕事の情報とロンドンの小さなネタを地味にアップしています。よろしかったらのぞいてみてください。
http://www.facebook.com/kresseuropelimited