18.6.14

CREA 7月号

草間彌生さんの作品が表紙です。

いま、発売中の「CREA 7月号」のアート特集の一部、「ティム・バートンの世界を知る4つのキーワード」という記事を執筆させていただきました。よろしかったらぜひお手に取ってみてください。

アートが身近に感じられる、すてきな1冊です。草間彌生さんの魅力もたっぷり。草間さんといえば、一昨年テイト・モダンで大展覧会が開催されたこともあり、また大手デパートのセルフリッジズが、草間さんとヴィトンのコラボ商品の発売を記念したショーウィンドウを展開したこともあり、ロンドンの一般の人々の間でも知られる存在となったように思います。

セルフリッジズの正面エントランスの頭上にも。

20以上のウィンドウが一斉にこのように。

さて、ティム・バートン監督のアート作品に関する記事を執筆させていただくにあたり、8月3日までプラハで開催中の「The World of Tim Burton」を見学させていただきました。

美術館の前には、大きなB-Boyの人形が。

ティム・バートン監督の内面世界がググッと迫ってくる、見応えたっぷりの展覧会。オープニングでプラハにいらしていた監督とキュレーターのジェニーさんにインタビューさせていただき、さらにもう一歩「ティム・バートンの世界」に足を踏み入れさせていただいた感のある、たいへん興味深く貴重な経験でした。

写真撮影の際には、インタビュー会場のカーテンを使って、「こんなふうに目の前で開けたり閉めたりしてもらえますか?」というフォトグラファーさんからのリクエストに、快く応じてくださった監督。あまりにも勢いよくカーテンをばふばふ開閉したため、眼鏡がぱーんと飛んでしまうハプニングもありました。扉の写真は、そんな監督のサービス精神と、フォトグラファーさんのアイデアのたまもの。ファンの方には、ぜひぜひご覧いただきたいワンショットです。

こちらの展覧会「ティム・バートンの世界」展は、なんと11月に日本にもやってきます。森アーツセンターギャラリーにて11月1日から来年1月4日までの開催。私もぜひ、もう一度足を運んでみたいと思っています。ご興味のある方は、ぜひぜひ、以下のオフィシャルサイトものぞいてみてください。

「ティム・バートンの世界」展・オフィシャルサイト
http://www.tim-burton.jp/




16.6.14

気になる。

つい先月まで、「秋秋秋冬雨秋冬」みたいなお天気が続いていたロンドンですが、ようやく「雨夏夏雨雨夏夏」といったルーティンに変化してきました。

今年も畑仕事をしていますが、冬にキリッと寒くならなかったせいか、ナメクジがあまりに元気で、植えても植えても翌週にはあとかたもなく、まるで夢を見ていたのかしら、と思うくらい、なにもなくなっています。

かぼちゃも、きゅうりも、ズッキーニも、苗を植えた翌日には、小さな茎の残骸が地面から1センチ位残っているだけで、みる影もなし。苗をいかにプロテクトするか、こうなったらこちらも、奴らと知恵比べです。

私がお借りしている畑は、オーガニックの規定があり、化学的なものを使用してはいけない決まりになっています。そこで、卵の殻をまいたり、使用済みのコーヒーかすをまいたり(ナメクジ的にはお腹にくっつくのが嫌みたいです)、不織布でカバーしたり、半分に切ったペットボトルでカバーしたり、考えうる限りのあらゆる手段を駆使しています。それでも、今年はレタスやキャベツや水菜など、葉ものは全滅です。

さて、そんななかで、去年「いっぱいつくろう」と心に決めて、冬にまいたそら豆がようやく収穫期となりました。レジ袋いっぱいの豆をもってきて、テレビから流れるW杯の中継を横目で見つつ、ひとつひとつ豆をふかふかのベッドから取り外す作業は、これ、なんとも平和で幸せです。

レジ袋いっぱいだったはずなのに……これっぽっちに。

やっぱりそら豆って、絵になるなぁと。W杯よりも写真を撮ることに盛り上がり…だって、ちょっと気になる……。

ほらほらほら。

気になる。気になる。

ほらほらほらほら。

気になる。気になる。気になる。

サービスショットのヨコ位置。

いまさらですが、試合の後で交換できるシャツがない(核実験に伴う米欧からの経済制裁の影響で)、という、不遇のイラン選手たち、がんばれ。あと10分。