25.12.14

Merry Merry Christmas and an Even Happier New Year!

ふつーにお買い物カートをひきずって、道を歩くサンタズ

今年も、いいことも悪いこともいろいろあったなぁと振り返りつつ。
そして、周りの皆さまに、心から感謝をしつつ。

Peace on Earth
皆さまのもとにも、すてきなクリスマスとハッピーな2015年が訪れますように☆


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24.12.14

クリスマスイブだから、ビザの話をしよう。

クリスマスイブの夕べ、皆さまどのようにお過ごしでしょうか。
イヴ(唇を噛む発音)の夜だから、ヴィザ(唇を噛む発音)の後日談について、書きます。

少し前に、友人Mちゃんのビザの問題で法廷に行った話を書きました。
その後、裁判長も、内務省の担当者も法廷で「EU市民の配偶者は、『カード』がなくても英国に滞在できるし、就労もできる」と言い切ったにもかかわらず、内務省から再度「カード」の申請をするように言われたことは、追記に書いたとおりです。

そこで、裁判所で言われたことと違う、と、再度議論することもできたのかもしれませんが、1年以上引きずったこの問題、すっかり疲れてしまったMちゃんは、5年の「カード」の申請をしたところ、なんと、じゃじゃーん! 

Mちゃん、モザイク処理までしてくれて、ありがとう!!

今度は1ヵ月ほどで、無事に「カード」の発行がなされた、とのことです。

しかしまぁ、「カード」とはいいながら、パスポートに「カード」と書かれた査証が貼りつけられただけで、結局「カード」の定義はわからずじまい、ですが……。

とにもかくにも、無事にパスポートが戻ってきて、1年以上ぶりにMちゃんは国外に出ることができました。本当によかった!!

昔、海外旅行に行くたびに「命の次に大切なパスポート」という言葉を何度となく聞いてきましたが、海外に住んでいるとパスポートがない(=なにかあっても、海外に出られない)というのは、本当につらいものです。

ビザのきまりごとは、ころころと、その持ち主の意志とは無関係にお役所が好きなように、好きなときに変えてしまいます。普段あまり意識していませんが、外国人の足下は、実はすごく簡単に崩れるくらい危ういものなのだなぁと、こういうことがあると自覚せずにはいられないですね。

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6.12.14

エール飲み比べ大会(番外編)

先日、「スーパーで買える、英国地ビール5選」というテーマでのコラムの執筆のお話をいただきました。

私を個人的に知っている方は、ご存知のとおりなのですが、なんと私は、哀しいかな、「下戸」です。

そこで、お酒が好きなお友だちを我が家に緊急召集、試飲会を行ってひとつひとつ評価してもらい、エールを飲み慣れていない人でも飲みやすいビギナー向けの5種類を厳選したのが、マイナビに掲載していただいた記事です。

スーパーで買えるエールの数は多いのです。

さて、その試飲会の際に、選外となったものから3種類について、ご参考までにレポートしたいと思います。

オールド・スペックルド・ヘン

まず、こちら、「オールド・スペックルド・ヘン」に関する感想。
酸味は強い。深みはあまり感じられない。パーソナリティーがある。どこか中途半端な気がする。ワインのロゼを思わせるような味。ほかのエールとは違う感じ。好き嫌いは分かれそう。
このビールに関しては、賛否両論で、5点満点で、4.5点をつける人もいれば、2点の人も。特徴のあるエールを飲みたい人にはよいのかもしれません。

ビショップス・フィンガー

お坊さんの指、という名前のこちらのビールにもさまざまな意見が。
苦いのが苦手な人でもいけそう。おもしろい味。エールの割には炭酸が強い。魚に合うかも。フィッシュ&チップスに合いそう。チキンにも合いそう。フルーティーな感じはあまりない。後味が残る。
魚や鶏肉のお料理と一緒に試してみるにはよいかも、です。

ホブゴブリン

最後にこちらのビールです。ボトルのイラストが印象的だったので、ラベル買いしたもの。試飲隊からの感想は……。
まさにエールという感じ。あまり特徴のないエールらしいエール。かすかにフルーティー。黒糖のような後味。まさにエールの色、エールのにおい。リフレッシング。飲みやすい。
と、ネガティブな意見は少なかった割には、総合点が低かったので選外に。王道的エール(そんなものがあるとするなら、ですが)を試してみたい方には、よいかもしれません。

というわけで、選外から3点をご紹介しました。
選ばれた5種類については、ぜひぜひ、こちらの記事をご覧いただければと思います。

英国に行ったらエールで乾杯! スーパーで見つけたお土産にもなる地ビール5選
http://news.mynavi.jp/articles/2014/12/05/britain/

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5.12.14

編みものが好き。

ここ数週間の間に、2冊もすてきな本が届きました。

表紙を見るだけでわくわくする2冊の本。

1冊は、スコットランドの取材旅行のコーディネートを担当させていただいた三國万里子さんの「アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行」 、もう一冊は同書で取材をさせていただいたケイト・デイヴィスさんの「YOKES」です。

三國さんのスコットランド紀行に関しては、ミセス11月号で執筆もさせていただいて、とても思い出深い取材旅行でした。

おもえば、このお仕事のお話をいただいてからというもの、私の編みもの熱もじわじわじわと上がってしまい、ストレス度の高かった時期も、手を動かして編むことで、心の平安を保っていられたような気がします。

こういった作業で、ストレスを回避できる(私のような)人もいれば、ちまちました作業がストレスになる、という人もいて、一概におすすめできるわけではないのですが、それでもやっぱり、生きることの理不尽さに比べて、編みものの「裏切らなさ加減」は、私には貴重なものに思えます。一目編んだら、きっちり一目そこに残るのですから。

どれだけ努力しても、思うように成果が見えないことが多いこの世の中で、よくも悪くも、ここまで実直にやったことが見えるものって、あんまりないように思うのです。

そんなわけで、三國万里子さんとケイト・デイヴィスさんの既刊から、いくつかの作品を編んだので、かなり不揃いではありますが、ちらりとここに写真をアップします。

三國万里子さんデザインのすずらんのショール。コットンで編んだので、夏の間も大重宝でした

どうでしょう。すずらんに見えるでしょうか。三國さんから、お花の部分はゆるめに編んだ方がきれいにできる、と貴重なアドバイスをいただいたので、途中からゆるめに編みました。初めての三角ショールで、編んでいるうちに本当に三角になっていくのに感動。ちょうどうちにあった糸をきっちり計算したかのように最後1メートルくらい残して終わったのも、かなり気持ちがよかったです。

ケイト・デイヴィスさんデザインのミミズクのセーターとベレー帽

実は、英語の「編み方」を読むことになかなか慣れず、いままで敬遠していたのですが、ケイトさんのインストラクションは、本当にわかりやすく、いまでは日本の編み図を読むよりも、英語の編み方を読む方が楽に思えるくらいです。ミミズクのセーターは、ケイトさんのおすすめで取材させていただいた、エディンバラの「Kathy's Knits」のキャシーさんに、「太い糸でかっちり編んで厚手にするのもいいけれど、ちょっと細めの糸で編むともこもこしなくて、それもいいですよ。どちらでもお好みで」というアドバイスをいただき、オリジナルよりも細めの糸を見立てていただいたものです。

ざくざく楽しく編んで、思ったよりも早くできあがったのですが、なんとミミズクの目にするための小さなボタンがなかなか見つからず、長いこと目なしのまま、放置されていました。リバティでようやく、希望サイズのボタンを見つけて、すべてのミミズクに目を入れ終わったときは、まるでだるまの目を入れたときのような達成感。こちらもミミズクに見えるでしょうか。

そんなわけで、この次はなにを編もうかなぁと、本を見ながらわくわくする日々です。

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