表紙を見るだけでわくわくする2冊の本。 |
1冊は、スコットランドの取材旅行のコーディネートを担当させていただいた三國万里子さんの「アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行」 、もう一冊は同書で取材をさせていただいたケイト・デイヴィスさんの「YOKES」です。
三國さんのスコットランド紀行に関しては、ミセス11月号で執筆もさせていただいて、とても思い出深い取材旅行でした。
おもえば、このお仕事のお話をいただいてからというもの、私の編みもの熱もじわじわじわと上がってしまい、ストレス度の高かった時期も、手を動かして編むことで、心の平安を保っていられたような気がします。
こういった作業で、ストレスを回避できる(私のような)人もいれば、ちまちました作業がストレスになる、という人もいて、一概におすすめできるわけではないのですが、それでもやっぱり、生きることの理不尽さに比べて、編みものの「裏切らなさ加減」は、私には貴重なものに思えます。一目編んだら、きっちり一目そこに残るのですから。
どれだけ努力しても、思うように成果が見えないことが多いこの世の中で、よくも悪くも、ここまで実直にやったことが見えるものって、あんまりないように思うのです。
そんなわけで、三國万里子さんとケイト・デイヴィスさんの既刊から、いくつかの作品を編んだので、かなり不揃いではありますが、ちらりとここに写真をアップします。
三國万里子さんデザインのすずらんのショール。コットンで編んだので、夏の間も大重宝でした |
どうでしょう。すずらんに見えるでしょうか。三國さんから、お花の部分はゆるめに編んだ方がきれいにできる、と貴重なアドバイスをいただいたので、途中からゆるめに編みました。初めての三角ショールで、編んでいるうちに本当に三角になっていくのに感動。ちょうどうちにあった糸をきっちり計算したかのように最後1メートルくらい残して終わったのも、かなり気持ちがよかったです。
ケイト・デイヴィスさんデザインのミミズクのセーターとベレー帽 |
ざくざく楽しく編んで、思ったよりも早くできあがったのですが、なんとミミズクの目にするための小さなボタンがなかなか見つからず、長いこと目なしのまま、放置されていました。リバティでようやく、希望サイズのボタンを見つけて、すべてのミミズクに目を入れ終わったときは、まるでだるまの目を入れたときのような達成感。こちらもミミズクに見えるでしょうか。
そんなわけで、この次はなにを編もうかなぁと、本を見ながらわくわくする日々です。
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