外務大臣表彰は、「多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し,我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で,特に顕著な功績のあった個人および団体について,その功績を称えるとともに,その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています」(外務省のウェブサイトより引用、句読点もそのまま……点じゃなくてカンマなんですね)とのこと。
加藤さんは、1970年代から現在に至るまで、日本祭りの前身となるイベントの開催に携わったり、在英邦人向けのコミュニティペーパーの編集をしたり、コーンウォールにある陶芸家バーナード・リーチの工房の再建や、またハマースミス公園内の日本庭園の復活に奔走されたり、と、長きにわたって日英交流に貢献されてきたので、今回の受賞も当然といえば、当然なのです。
林大使(右)から加藤さん(左)に表彰状が手渡されます(写真提供:日本大使館) |
表彰状はこんな感じです(写真提供:日本大使館) |
加藤さんは、忘れな草プロジェクトの実行委員のひとりでもあり、私がこの企画に携わるきっかけをつくってくれた人でもあります。また写真クラブでも指導していただいたりと、日頃からお世話になっている方が表彰されたことは、私にとってもとても嬉しいことでした。
この表彰のあと、加藤さんのお人柄が表れた、とてもほのぼのとした和やかなパーティーが行われました。火曜日の昼間だったのですが、ついついそのまま帰るのが惜しくて、大使公邸の近くのパブへと流れ、平日昼間から飲み屋でわいわい、という贅沢な午後を過ごしたのでした。
そして先週末は、そんな加藤さんに同乗させていただき、栗拾いに行ってきました。
まだ、ちょっと時期が早かったのか、落ちそうで落ちない栗がたくさんあり、加藤さんとうちの夫と私の3人で、長い棒きれをもって、ばしばしと木を叩いてちょっと小さめの栗をたくさんたくさん集めたのでした。外務大臣表彰を受けても、こうして一緒に棒をもって遊んでくださる加藤さん、大好きです。おかげさまで、とても楽しい週末でした。
棒きれの行使と努力の甲斐あって、たくさん栗がとれました。 |
ということで、いまは、夜ごと栗剥き作業の真っ最中です。剥いた栗は冷凍庫へ。こうして、一年分の栗をためこむのは、ちょっと冬眠前のリスのようですね。