7.10.15

トマトのぽっ。

葉っぱもすっかり秋の色です。


ロンドンもすっかり秋。
畑の収穫も、最後の力を振り絞ったかのような小さなカボチャが収穫時期を待つのみ、というところになりました。

畑しごと3年生の今年も、いろいろ学ぶことが多い夏でした。
今年ははじめて、いただきものの苗でトマトを栽培してみました。
トマトは日本の家庭菜園やベランダ菜園でも、人気の野菜ですよね。

たわわに緑の実がなっていました。

最初はとても調子がよく、どんだけトマトがとれるのかしらん、とわくわくしていたのもつかの間、気づいたらこんなことに……。

茶色くなってるっ!!

どうやら「レイト・ブライト」というトマトの疫病にかかってしまったようです。
本やネットで調べてみましたが、この病気にかかると、もう打つ手はないらしく、対処法のところには「None. Destroy fruit」という、身も蓋もない指示。

どうやら、この病気にかかったら、プラントごと抜き取って、ほかの植物に感染するのを防ぐのが大切なようです。場合によっては「近隣の畑にも影響を及ぼす」という恐ろしい情報に、エイヤッとすべてのトマトを抜き取り、ネット情報の指示通り、熱で病原菌を焼くために、ブラックシートを上からかぶせて固定しました。

グリーンのトマトはすべてこのときに収穫したのですが、病原菌の餌食になった、半分くらいは残念ながら廃棄処分に。

トマトはヘタの部分を下にして置いておくと、プラントから刈り取ったあとでも、ちゃんと熟する、というこれまたネット情報を頼りに、新聞の上にならべておくこと1週間ほど。

少しずつピンクに。

ひとつ、ふたつ、と少しずつピンクに色づいてきました。ぽっと色づいている感じがかわいいのです。

大きいものから赤くなっていくのかな。

毎日、次はどれが赤くなるかなーと楽しみにしつつ、熟したものから食べつつ、毎日過ごすことはや1ヵ月。とうとう、最後の7個になりました。

このちいさな緑の2コが赤くなる日はくるのでしょうか。

疫病の被害は受けたものの、トマトもそこそこの量をおいしく食したので、まぁ、成功といってもいいでしょうか。来年は疫病予防をしっかり対策しつつ、またトマトに挑戦したいと思います。

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