19.12.11

ここ数日間のできごと。



しばらく更新が空いてしまいました。

今年は仕事が暇だなぁ、などと、のんきに思っていた私のもとにも、ちゃんと師走はやってきて、それなりに忙しい毎日でした。

この数日間の間に、いろんなことがあったような、なにもなかったような、そんな感じです。

まず、一泊二日でパリに行ってきました。お友達のお家に泊めていただき、和食三昧の2日間を過ごしました。パリの和食屋さんは、なんといってもレベルが高い! そして私、フランス料理ってあまり得意じゃないこともあり、和食を食べることがパリでの大きな楽しみのひとつです。

特に、野田岩さんという、うなぎ屋さんは絶品でした。 なんともはや、幸せな時間でした。

あとはモンマルトルの布屋さんを見て回ったり、2年ぶりにオープンしたオルセーの、5階だけを駆け足でみてまわったりして、お約束のマカロンを買って帰ってきました。

パリで泊めていただいたお友達も、お仕事を通じて知り合った方なのですが、最近、人のつながりというのは、偶然のようで必然のようで偶然のようで必然、という(すみません、ワケがわかんないヤツで)、とにかく不思議だなぁと思うことが多いです。

もう4年以上前になりますが、クルーズ船の取材のときに、ものすごくお世話になった方がいます。2週間のクルーズ中、ずっと面倒をみてくださったインド人のファーストパーサーの方です。

クルーズ船というのは、すでにそこがスモールワールドで、船の上ですべてが完結した世界になっていて、ある意味、人里離れた隔離された場所であるがゆえに、ものすごく濃密な関係が生まれます。

しかもその時は、そのクルーズ船上で取材上の問題が発生してしまって、大騒ぎになったこともあって、よけいにこの方にはお世話になったのでした。以前に数秘術のことについて書いたときに、コメント欄でもちらりと書いたインド人ファーストパーサーです。 最終日に手相を見てもらった、かなり不思議な人です。

その後、彼はいろいろ事情があって、そのクルーズの会社を離れ、インドに帰り、求職活動をしたりしていたのですが、その間、年に2回くらい忘れた頃にメールをもらって、なんだかんだで、お互いに連絡を取り合っていました。

つい2週間くらい前に、インドで新しいビジネスを興すことにして、ウェブサイトをつくったので、一番に見てもらいたい。そしてぜひ感想を聞かせてほしい、という連絡がありました。

とてもうれしくなって、ウェブサイトを開きました。クルーズ船での経験を活かして、クルーズ業界向けの人材派遣会社&コンサルティング会社を始めたのだそうです。英語のウェブサイトなので、ダンナにも頼んでチェックしてもらい、私も気合いを入れて校正して、こういうコピーを入れた方がいいよ、とかそんな私なりのアドバイスも含めて、フィードバックを戻しました。

そうしたら、丁寧なお礼とともに、業種が違うから、役には立たないとは思うけど、サポーティングパートナーとして、私の会社のロゴをウェブサイトに掲載したいのだが、いいだろうか、という連絡をもらいました。

もう。いいにきまってるじゃないですか。うれしくてしょうがないですよ。ほんと。

いまでは彼の会社のウェブサイトの片隅に、きらんと「KR」のロゴが光っています。
私、これをとってもありがたく、そして誇らしく思いました。

「きらんと光る」といえば、先週の水曜日の夜に、見事な流れ星を見ました。
あんなすごい流れ星を見たのは初めてです。

いままで見た流れ星というと、前方斜め上から斜め下に向かって、50センチくらい流れる、っていうのばっかりだったんですけれども、今回のは、とにかくすごい「流れっぷり」だったのです。

だって、頭上から前方に向かって流れていったんですよ。ものすごく長い弧を描いて。

言葉も出なくて、「あぁーーーぅーーぁーーーああああ」と、ワケのわからない声を発してしまいました。

うわー、すごいものを見ちゃった、と思って、とてもハッピーな気持ちになりました。
この日は流星群の発生した夜だったみたいなので、ほかにも見た方はいっぱいいたかもしれませんね。

そんな話を心理学を勉強した友人にしたら、「流れ星を見たらいいことがある」っていうのは、「認知の間違い」だと言われました。つまりまったく関係ないふたつの事象、「流れ星を見る」ということと、「いいことがある」ということを結びつけること自体が、根拠のないことだ、ということですね。

認知行動療法という分野では、鬱病患者への療法のひとつとして、「○○だから→××になった」 ということを書きだしてもらって、その間に根拠のある理由がひとつもないことを認識してもらう、というのが有効な手段なのだそうです。

とはいえ、そう言われて、私自身は「流れ星を見たからいいことがある」っていう発想はひとつもなかったことに気づきました。そうか、一般的にはそういうふうに言われているよね、って逆にハッとしてしまったくらいです。

それよりもむしろ、私にとっては、流れ星を見ること自体が、ものすごく高揚する幸せな体験だったと言いましょうか。

それと同じで、人のつながりは不思議だけど、先のつながりはともかくとして、「出会う」という行為自体が、すでに幸せな関係というのはあるよなぁ、とも思うのです。

相変わらずうまく言えなくてもどかしい限りなんですけれども、出会いのすべてが幸せとは言いませんが、そのなかの一部には幸せなものが確実に含まれていて、それはなんというか、明日死ぬにしても、やはり幸せなものなんじゃないかと、そう思うのです。

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