遺跡の歴史や概要については、ちょっと前にCREA Webに書かせていただきましたので、そちらをご参照いただくとして、こちらではこぼれ話をご紹介。
私たちが利用したのは、市民の足「ダルモシュ」と呼ばれるミニバスです。シーズン中(10月中旬まで)は、クニドス遺跡行きが一日一往復で運行しています。
トルコのミニバスはこんな感じです。 |
クニドスまでの道のりは1時間半。その間、地元のメッセンジャー役も担っているらしいミニバスの運転手さんは大忙しです。町から新聞を持って、途中の小さな村に届けたり、預かり物をして、次の村で引き渡したり、「ええっ、なにしてるんだろう」っていうくらい、いくつもの「おつかい」をこなしているんですね。それだけに村の人々は全員運転手さんと顔見知り、という様子です。
山をいくつか越え、海辺の村をいくつか通り過ぎ、ようやくクニドス遺跡に到着です。運転手さんもここで一緒に降りて、お昼休み。まるで観光バスのように、同じ運転手さんと同じバスでダッチャに帰るのです。なるほど、一日一往復って、こういうことなんですよね。
クニドス遺跡の入り口の近くには、牛の顔が…。 |
アゴラの跡地。 |
こちらはオデオン(音楽堂)。向こうに見える海は地中海です。 |
ダッチャ半島は、片側はエーゲ海、片側は地中海に面しているので、この半島の端っこにあるクニドス遺跡の高台からは、右側にエーゲ海、左側に地中海がのぞめます。
右側の海がエーゲ海、左側が地中海。 |
さて、木陰でバスを待っている間に、おもしろい光景が…。
むむむ。なにをしてるんでしょうか? 綱引き? あっ、またきた!
あとから運転手さんに聞いた話によると、電話線工事だそうです。なんだかとてもほのぼのとした光景ですよね。
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