9.11.11

酒ソムリエ養成講座

親しくしている友人の間では、知れ渡っていることですが、私、一滴も飲めない下戸です。ワインがちゃんと蒸発していないパスタソースをランチに食べただけで、具合が悪くなって午後は仕事にならず、タクシーで家に帰還したこともあります。

さて、こんな私が縁あって、日本酒関係のプロジェクトのお手伝いをすることになりました。ところが、自分が飲めないものだから、知識もほぼゼロに等しく、「きゃー、勉強せにゃー」と思っていたところ、「では酒ソムリエの二日間のコースに出ませんか? 試飲も辛かったら鼻でかぐだけでもいいですよ?」とお声かけいただき、いそいそと行ってきました。


朝から午後までみっちり2日間のコースです。まずは、お酒の歴史、製造過程について、しっかりと学びます。そのうえで、本醸造、吟醸、本吟醸、純米、貴醸酒などの定義についても、教えていただき、はーなるほどー、目からウロコです。いままでなんのことかも分からずに、「大吟醸だから高いのかな??」といった基準でパッケージを見ていた自分を恥じ入りました…。


お米のサンプルもたくさん。あきたこまちの上にある、山田錦が日本酒では有名なのですね。


お昼休みをはさんで、部屋に戻ると、見事な聞き酒モードに切り替わっていました。




こんなに気前よく入れてもらって、ここまで来たからには味わわずに帰れるか!と、ちびちびとなめさせていただきました。お酒によって、本当に味が違うのですね。


赤米でつくられた、珍しい赤酒も。


次々、どんどん注がれます。私のような下戸じゃなくとも、お酒好きを自認する人たちも、さすがに全部は飲めないようでした(まぁ、そういう目的じゃないですしね)。


あたたかいお酒と冷たいお酒の飲み比べも。同じお酒の温度を変えて、味の変化をみます。

ほかの参加者の方々は、ホテルのバーでお勤めの方とか、レストラン勤務の方など、お酒にかかわるお仕事に携わっている人がほとんどでしたが、なかには「ただの酒好きです!」という人もいました。講師のザビエルさんは、有名ホテルで働く経験豊富なワインのソムリエでもあり、日本酒に詳しくない非日本人のお客さまに、お酒をおすすめするには…といったお話もあり、とっても興味深かったです。

一日目は、さすがに夜床に就くまでふらふらしていましたが、二日目はなんとかはき出す術も覚え、午後のテストでも無事に規定以上の点数をマークできたようで、ほっとしました。


コースの最後には、樽酒がふるまわれ、お酒好きの人たちは「おいしい!」と連呼していました(私はさすがにもうギブアップです)。

コースの講師をされた久美子さんとザビエルさん。
このコースのおかげで、私もちょっとお酒の背景を勉強することができました。本当に感謝です。とても実り多い2日間でした。

こんなダメダメな私ですが、サティフィケートとバッジをいただきましたよ。あぁ、ちゃんと飲める体質だったらなぁ、とつくづく思った2日間でもありました…。

詳細は、sakesommelierassociation.comをどうぞ。

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