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ロンドンでの生活、取材裏話、日々思うこと、小さな発見などなど、KRess Europe(クレス・ヨーロッパ)の代表KYOが綴ります。目指すは「役には立たんが、ちょっとおもしろい」ブログです。
5.7.07
ヴィーナスと禅テニス
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
今日、ウィンブルドンの女子テニス、
ヴィーナス・ウィリアムズとシャラポワの試合の
ダイジェスト版をテレビで観た。
「ンギャ」とか、「ギャオ」とか、「フンガー」とか、
一打一打、いちいち、うるさいシャラポワに対し、
ヴィーナスは終始無言で、淡々とボールを返す。
次第に、「珍獣ギャオスVS禅僧」のごとく、
コートを無言で走り回るヴィーナスが袈裟を着た僧侶に見えてきた。
ということで、ヴィーナスが勝利した時には、
「悪霊退散」という4文字が、私の脳裏をよぎったのでした。
それにしても、このうるさいテニスのスタイルが、
一般市場に出回り始めたのは、いつの頃からか。
私の知る限り、うるさいテニスの始まりは、
あのコートで背中を刺されたモニカ・セレス。
彼女は、うるさいばかりか、インパクトのときの顔もコワかった。
これは想像に過ぎないのだけど、
この珍獣ギャオス派のプレーヤーたちに比べて、
控えめなガッツポーズだけで黙々と仕事をする
禅テニス派の皆さんは、さらに強靭な精神力を
持っているのではないかと思ってしまう。
小さい犬ほど、よく吼える、っていうのは、
ちょっと例えとして違うような気もするが、
「フンガー」とか「ンギャー」とかいう雄叫びが、
「声を出して、気持ちを盛り上げなければ、私ダメェ」
と翻訳されるようで、私自身はこのギャオス派が好きになれない。
大学時代、お決まりのごとくテニスをしていた私の周りでは、
一時期「男は黙ってハードヒッター」という言葉が流行った。
いや、「女も黙ってハードヒッター」がかっこいいですよ、やっぱり。
そんな私のお気に入りは、ジュスティーヌ・エナン。
禅テニスですよね・・・。
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「悪霊退散」には大笑い。でも、2セット目じゃ、ヴィーナスの叫び声もすごかった。エナンもセリーナ相手だと、結構わめいてる。コートの叫びは伝染する。その元に、シャラポワがいるのは間違いない。彼女があれほど叫ぶのは、やっぱり実力に乏しいからだろう。
返信削除> ユマケンさん
返信削除わかってくださって、嬉しいです。
しかし、ヴィーナスも2セット目は、ギャオス系でしたか。
ダイジェストで観ていたので分からなかったです。
解説のひとも、「ヴィーナスは無言ですね~」なんて言っていたのですが、あのときだけだったんですね。
エナンは、女子テニスのなかでは攻めるテニス、決めにいくテニスっていうところが好きです。