怒涛のような一週間が終わり、
ちょっとほっとしたのもつかの間、
また締め切りに追われる日々です。
先月まで、比較的のんびりしていたので、
この生活のペースになかなかついていけません。
昔は、ヒマよりも忙しいほうが絶対好きだったのに、
今の私は「ややヒマ」が一番いいと思っています。
余裕がなくなると、思考がにぶって、
目の前にあることをこなすことにしか、
視線がいかなくなるのが、よくない、と思うのです。
今日なんて、お電話します、と約束していた
取材対象候補の方へ、電話をするタイミングを見事に逃しました。
今晩中にあげないといけない原稿に集中してしまって、
頭がほかにいかなくなってしまっていたのです。
本当にもう、申し訳ない限りで、自分が情けなくなります。
ひとつひとつの仕事の間に、ちょっと間がある、
というのがベストなんですが、
この「ちょっとの間」というのが、クセモノです。
とにかく間髪あけずに、「ハイ次」という、
こなすだけの仕事の仕方は、もう卒業かな・・・
と思う今日この頃です。
...and Nice and Lovely Tiny Things.
ロンドンでの生活、取材裏話、日々思うこと、小さな発見などなど、KRess Europe(クレス・ヨーロッパ)の代表KYOが綴ります。目指すは「役には立たんが、ちょっとおもしろい」ブログです。
29.4.08
13.4.08
日本語での私、英語での私
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
日本人同士で話していても、
そこに非日本人がひとり入るだけで、
会話が英語に切り替わるのは、よくあること。
そこで、たまーに「ほほぅ」と思ってしまうのが、
英語と日本語との間でパーソナリティがぶれる人が、
そう少なくないことだ。
例えば、英語で話しているときには好印象なのに、
日本語になったら、「おや?」と思ったり、
逆に日本語だと好印象なのに、英語になると、
「あれあれ?」ということも。
後者は、単純に英語力が不足しているところに、
原因があることが多いにしても、
前者に関しては、どう説明をしてよいのか、よくわからない。
つまり、英人に与える印象と、日本人同士で得る印象の間に、
ぶれが生じるということになる。
いったいこれは、なんなのか。
日本語で話しているときには、相手に対するリスペクトが、
まったく感じられず、「むむむ」と思っていても、
英語になったとたんに、
そのリスペクトが感じられるようになる人、とか。
なにが、その人をそうさせているのか、
これは、分析好きの私にとって、
長期に及ぶ課題のひとつである。
ちなみに、まだ答えは出ない。
で、ふと、自分自身はどうなんだろう、と、
我が身を振り返ってみる。
私自身は、英語でも日本語でも、
印象がそう変わるとは思わないのだけれど、
これは自分でそう思っているだけのことであって、
一度、誰かに正直なところを聞いてみたい。
うちはダンナがバーミンガム出身なこともあって、
ある一時期は、「英語になるとなまる」と、
言われたことは、あった。
しかし、これはパーソナリティとは、ちょっと違うし。
もしも、言語が自分を演出するためのツールとして、
使われるのであれば、と仮定しての話だが、
もしかしたら、本人のなかで、日本人に与えたい印象と、
非日本人に与えたい印象が違う、のかも・・・
なんて、考えてみたりもする。
うーん、やっぱりよくわからない。
これはちょっと長期戦になりそうです。
8.4.08
私の不思議な自尊心
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
今日は、生まれて初めて、
ピアノレッスンなるものを受けてきました。
今まで、ずーっと家でヘッドフォンをつけて
弾いていたために、夫にすら聞かせたことがなく、
「では、なにか弾けるものを」
ということで、いままで何度も弾いている曲を
弾こうとしたのに・・・これがまぁ、ボロボロです。
滝汗にまみれ、自家発電装置のような熱にまみれました。
こんなに、赤面したのはいつぶりだか、思い出せないくらいです。
なにに衝撃を受けたかって、
自尊心のメカニズムの不思議についてです。
この、緊張とか、「恥ずかしい」と思う気持ちは、
自尊心の強さにほかならないと思うのですが、
日頃から、自分がそれほど自尊心が強いとは
知らなかったんですね。
だって、習いに行っているくらいなんだから、
ダメで当然じゃないか、と頭では思うのですが、
やっぱりカッコ悪い自分に耐えられないんでしょうか。
本当によくわかりません。
私の場合は、仕事ならば、どんなに大きなプレゼンでも、
ぜんぜん緊張しないのです。
焦る、ということも、ほとんど皆無。
なのに、「初心者です」と宣言したうえでの
ピアノレッスンで、このうろたえぶり。
まったくもって、わからないですね。
と、考えると、やっぱり自信のあることに関しては、
人間はアガらない、ということなんでしょうか。
自信がないから習いに行ってるのに、
いちいちアガっていたのでは、先が思いやられます。
来週は、ここまでアガらない自分でいたいものです。
でも、こういうのって、コントロール不能なんですよね。
7.4.08
6.4.08
英国の有馬記念に敗者復活戦を思う。
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
今日は春の風物詩「グランド・ナショナル」の日だった。
「グランド・ナショナル」は、英国最大の競馬のレースで、
「有馬記念」とか「天皇賞」といったところか。
私は、日本でも競馬が好きだったので、
かなりひんぱんに、府中に出かけたものなのだけれど、
イギリスに来て初めて「グランド・ナショナル」を
観たときの、あの、衝撃はなかなか忘れられない。
「なんて、野蛮な・・・」というのが、最初の感想。
まず、出頭馬の数が半端ではない。
40頭が一斉にスタートするなんて、
日本の競馬の常識では、危険すぎて考えられないし、
しかも、このレース、7キロ以上の長距離にわたり、
30のフェンスを飛び越える、あまりに非常識な
障害レースなものだから、危険度もさらにアップ!
完走できるのが、半数以下というのが、相場だ。
(落馬して亡くなった騎手が、過去にただひとり、
というのが驚きなくらいだ)
JRAだったら、絶対に認めないレースだろう。
さらに、日本の競馬を見慣れている者にとって、
イヤな気分にさせられるのが、鞭を使う回数の多いこと。
日本では、確か鞭を使っていい最大回数が、
レギュレーションで定められていたと思う。
おそらく海外の競馬では、このきまりがないのだろう。
日本のダービーに呼ばれてくる外国人ジョッキーの
鞭の使い方を見れば、その違いはわかる。
というイギリスの「グランド・ナショナル」、
なんのかんの言いながらも、大方のイギリス人と同様、
私も毎年、このレースだけは馬券を買うようにしている。
なんといっても、40頭も走るし、30のフェンスを越える
長距離障害レースとあって、これは完全なる「博打」だ。
予想なんて、そうそう簡単にできるものではない。
しかも、こちらの新聞というのは、馬のデータが圧倒的に少ない!
あるのは、馬体重、年齢、ジョッキーの名前、ハンディ、
勝負服とキャップの色柄くらいで、
過去のあがり、とか、毛の色、とか、血統とか
「差し」とか「先行」とかのレースのスタイルなんか、
まったくわからない。
これでは、予想のしようもないというものである。
今年私が買った馬は、一時は、1番手と2番手を走っていて、
ぽわーんと、はかない夢を見てしまったけれど、
半分ほどのところで、2番手がダイナミックに落馬、
さらに、3分2ほど走ったところで、1番手はずるずると
下がっていき、ついには、後方の馬ごみに消えた(涙)。
いやいや、実は、そんなことを書きたかったのではなく。
今年、グランド・ナショナルを勝った
「コンプライ・オア・ダイ」に騎乗していたのは、
アイルランド人ジョッキー、ティミー・マーフィーなる人物。
もちろん、英国一のレースなわけだから、
このレースに勝つということはジョッキーにとって、
大きな意味を持つことになる。
テレビの中継で簡単に彼の経歴に触れていたのだけど、
この人、ちょっと前には、刑務所暮らしをしていたとか。
情報が十分ではないので、詳細は不明なのだが、
アル中だった彼、日本から帰ってくる飛行機のなかで、
なんかやらかしたらしく、逮捕され、
求刑6カ月、48日間収監されていたのだそう。
つねづね、イギリスという国は、懐が深いというか、
なんでもあり、という部分がある、とは思っていたが、
一度落ちても、敗者復活戦のある国なんだよなぁ、
と、つくづく思った。
日本だったら、アル中で問題を起こして実刑を食らった
騎手が更生したからといって、もう一度騎乗することが
できるだろうか、と、考えると答えは「否」だと思う。
それだけに、日本に住んでいると、冒険することに対する、
リスクの大きさは違うように思う。
一度や二度の失敗よりも、その後をフェアにとらえてあげれば、
実は見逃していた逸材を発掘することにも、
つながるんじゃないだろうか。
この「一度落ちたらそれっきり」システムは、
社会的にも、潜在的な損失を含んでいるように思えてならない。
今日は春の風物詩「グランド・ナショナル」の日だった。
「グランド・ナショナル」は、英国最大の競馬のレースで、
「有馬記念」とか「天皇賞」といったところか。
私は、日本でも競馬が好きだったので、
かなりひんぱんに、府中に出かけたものなのだけれど、
イギリスに来て初めて「グランド・ナショナル」を
観たときの、あの、衝撃はなかなか忘れられない。
「なんて、野蛮な・・・」というのが、最初の感想。
まず、出頭馬の数が半端ではない。
40頭が一斉にスタートするなんて、
日本の競馬の常識では、危険すぎて考えられないし、
しかも、このレース、7キロ以上の長距離にわたり、
30のフェンスを飛び越える、あまりに非常識な
障害レースなものだから、危険度もさらにアップ!
完走できるのが、半数以下というのが、相場だ。
(落馬して亡くなった騎手が、過去にただひとり、
というのが驚きなくらいだ)
JRAだったら、絶対に認めないレースだろう。
さらに、日本の競馬を見慣れている者にとって、
イヤな気分にさせられるのが、鞭を使う回数の多いこと。
日本では、確か鞭を使っていい最大回数が、
レギュレーションで定められていたと思う。
おそらく海外の競馬では、このきまりがないのだろう。
日本のダービーに呼ばれてくる外国人ジョッキーの
鞭の使い方を見れば、その違いはわかる。
というイギリスの「グランド・ナショナル」、
なんのかんの言いながらも、大方のイギリス人と同様、
私も毎年、このレースだけは馬券を買うようにしている。
なんといっても、40頭も走るし、30のフェンスを越える
長距離障害レースとあって、これは完全なる「博打」だ。
予想なんて、そうそう簡単にできるものではない。
しかも、こちらの新聞というのは、馬のデータが圧倒的に少ない!
あるのは、馬体重、年齢、ジョッキーの名前、ハンディ、
勝負服とキャップの色柄くらいで、
過去のあがり、とか、毛の色、とか、血統とか
「差し」とか「先行」とかのレースのスタイルなんか、
まったくわからない。
これでは、予想のしようもないというものである。
今年私が買った馬は、一時は、1番手と2番手を走っていて、
ぽわーんと、はかない夢を見てしまったけれど、
半分ほどのところで、2番手がダイナミックに落馬、
さらに、3分2ほど走ったところで、1番手はずるずると
下がっていき、ついには、後方の馬ごみに消えた(涙)。
いやいや、実は、そんなことを書きたかったのではなく。
今年、グランド・ナショナルを勝った
「コンプライ・オア・ダイ」に騎乗していたのは、
アイルランド人ジョッキー、ティミー・マーフィーなる人物。
もちろん、英国一のレースなわけだから、
このレースに勝つということはジョッキーにとって、
大きな意味を持つことになる。
テレビの中継で簡単に彼の経歴に触れていたのだけど、
この人、ちょっと前には、刑務所暮らしをしていたとか。
情報が十分ではないので、詳細は不明なのだが、
アル中だった彼、日本から帰ってくる飛行機のなかで、
なんかやらかしたらしく、逮捕され、
求刑6カ月、48日間収監されていたのだそう。
つねづね、イギリスという国は、懐が深いというか、
なんでもあり、という部分がある、とは思っていたが、
一度落ちても、敗者復活戦のある国なんだよなぁ、
と、つくづく思った。
日本だったら、アル中で問題を起こして実刑を食らった
騎手が更生したからといって、もう一度騎乗することが
できるだろうか、と、考えると答えは「否」だと思う。
それだけに、日本に住んでいると、冒険することに対する、
リスクの大きさは違うように思う。
一度や二度の失敗よりも、その後をフェアにとらえてあげれば、
実は見逃していた逸材を発掘することにも、
つながるんじゃないだろうか。
この「一度落ちたらそれっきり」システムは、
社会的にも、潜在的な損失を含んでいるように思えてならない。
5.4.08
140円のぜいたく品
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
今、イギリスはダフォデル(水仙)が終わりかけの季節。
写真のダフォデルも、ひと束70ペンス(約140円)で、
近くのギリシャ系のグローサリー・ショップで買ったものです。
こんなちょっとしたことで、部屋に春がやってきます。
ダフォデルも、白一色のもの、黄色一色のもの、
写真のように層が厚く、オレンジ色の混じっているもの、
などなど、意外と種類が多いのです。
お店で売っているときには、まだ固く閉じたつぼみ状なので、
家に帰って、水に挿して12時間ほどたたないと、
どういう種類の花なのか、わかりません。
開いて初めて、「おお、こういう花か」とわかる発見も、
なんとなくぜいたくを感じさせます。
28.3.08
スキルのお値段
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
編集プロダクションという仕事がら、
一緒にお仕事をするカメラマンさんは何人かいて、
チームで取材をすることがほとんど。
文章を書く仕事にしても、写真を撮る仕事にしても、
モノを売る仕事と違って、スキルを売るお仕事の場合、
その値段のつけ方が理解できない方は多いようだ。
特に困ってしまうのが、
結婚式で「安く」写真を撮ってくれる人を紹介して、
という知人からのリクエスト。
例えば、この人に頼みたい、しかし予算がこれしかない、
というリクエストなら、まだ、相談の余地はある。
その人のスキルを認めたうえで、予算の交渉をしよう、
という姿勢だから。
でも、とにかく「安く」というお話の場合、
申し訳ないけれど、知人のカメラマンさんを
紹介するのには抵抗がある。
だいたいにおいて、人のスキルをなるべく「安く」買おう、
という姿勢は、ちょっと失礼なのではないか、と思ってしまう。
私自身も、原稿を頼まれて、なるべく安く、
と言われたら、きっとお断りしてしまうと思うからだ。
たとえば、駆け出しで経験も浅い人に、練習がわりに、
安く撮って欲しい、ということならば、まだ理解できる。
でも、プロとしてすでにお仕事をされている方に、
「なるべく安く」というのは、
手抜きしていいから安く、なのか、
拘束時間をものすごく短くするから安く、なのか、
写真の枚数が極端に少なくていいから安く、なのか、
「なるべく安く」の正当性はどこにあるのか、と思う。
それが、お金をかけた会場を使っての式であるなら、
なおさらのこと、なぜ「写真だけ安く」なんだろう、
と思わずにはいられない。
結婚式なんて、もともと、絶対にしなければいけない、
というものでもないのだから、
お金がないならしなければいいし、
もしも、それなりにお金を費やして、
会場や食事を用意するなら、人のスキルに対しても、
正当な金額を気持ちよく払いましょうよ、と思う。
そうじゃなかったら、別にプロを頼む必要だってないのだ。
食事とか会場とか、目に見えるものは、
金額の正当性を理解しやすいのだろうけど、
こと、「スキルを買う」ということになると、
出し渋る人が多いのが、現状なのかもしれない。
実際のところ、私自身も含めて、
知人のカメラマンさんにしても、
不当に低いギャラをもらうくらいなら、お断りするか、
またはタダで好意でやってあげるほうがいい、
と思うプロは多い。
写真だけじゃなくて、企画にしてもアイデアにしても、
その人の経験に裏づけされたプロのスキルを頂戴する場合は、
それなりのリスペクトを払ってもらいたいと思うのは、
この業界で働く人間にしか通じない常識なのだろうか。
21.3.08
一足おくれの・・・
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
日本の郵政が民営化されてから、
日本からの郵便が届くのに、
著しく時間がかかるようになりました。
まだまだ混乱期なのでしょうか。
と、いうことで、我が家では、
まだ、一足おくれのひな祭り期間です。
12.3.08
カイト・ランナー(The Kite Runner)
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
近所の映画館で「The Kite Runner」を観てきた。
日本もすでに公開されていて、
邦題を「君のためなら千回でも」というらしい。
オスカーの作曲賞にもノミネートされているし、
ゴールデン・グローブ賞とか、英国アカデミー賞(BAFTA)にも
ノミネートされているとのこと。
ストーリーは、1978年、アフガニスタンのカブールで始まり、
主人公の恵まれた家の子どもアミールと
その使用人の息子ハッサンの友情、そしてアミールの裏切り、
さらに人種差別と政治的な混乱とのなかで、
最終的に子ども時代の償いをしようとする主人公の話。
アフガニスタンという国の持つ混沌とした部分は、
日本のような平和な国で生まれ育った私には、
なかなかどうして、想像を超えたものがある。
主人公のアミールの家族は、アフガニスタンのカブールを
中心とした人種、ハッサンの家系はモンゴルがまじっていて、
さらに、子ども時代のいじめっ子は
後にタリバンの中心となるパシュトゥーン人。
それぞれに、微妙な民族意識があり、差別意識がある、らしい。
ソ連の侵略、パキスタンへの逃避、アメリカへの亡命、
そしてタリバンによるファシズムなどなど、
政治的な力に翻弄される主人公一家とハッサンの人生が
痛ましいというか、
人の前にしても、人が無力にならざるをえない状況が
いたたまれない思いにさせられる。
日本でもすでに公開されているようなので、
興味のある方は、ぜひ、どうぞ。
↓「君のためなら千回でも」公式サイト
http://eiga.com/official/kimisen/
11.3.08
嵐のなかを
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
この週末、史上最悪の冬の嵐がイギリスに上陸!
とのことで、天気予報とニュースでは大騒ぎ。
しかし、日曜の夜11時半になっても「しん」と
静かなままだったので、「なーんだ」と思っていたら、
朝起きたら、見事に嵐が到来していた。
先週は1週間、ずっと引きこもりの仕事だったのに、
こんな日に限って、クライアントのオフィスに、
朝から夕方まで詰めることになっている。
しぶしぶ駅に向かうと、もうすっかり傘をさすのに
あきらめた人々が、フードをかぶって、
濡れるがままに歩いている。
レスタースクエアの駅に到着。
なんと、晴れ間が! やった! これで終わりか!
と思いきや、ランチタイムには再び嵐のなかを中華街へ。
お気に入りの折り畳み傘は、ちょっとフンパツして、
傘専門店で買ったものだったので、
作りもしっかりしていて、へっちゃらへっちゃら、
と思っていたら、
中華料理屋のバケツのなかに入れようとした瞬間に、
柄の部分が取れた。
なんと!? こんななんでもないところで!?
クライアントのビルは、レスタースクエアに面した
7階で、大きな窓がぐるりと取り囲んでいるので、
見晴らしはいいものの、太陽が顔を出すと、いきなり暑い。
暖房のせいもあるのかもしれないけど。
5時半。
編集者もデザイナーもガンガン、定時に帰っていく。
日本とイギリスの出版社の違いをまざまざと感じる。
日本だったら、ここからが仕事、という時間。
みんなを見送りつつ、焦って仕事をつづけ、
私と同僚の日本人デザイナーがオフィスを出たのは、
夕方6時半。すでにフロアにはほとんど人がいない。
外に出たら、嵐。
この嵐、明日も続くようです。
もちろん、私は明日もオフィスに行かなければなりません。
3.3.08
ヨガの効能
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
昨年の秋くらいから、腰痛と運動不足が気になり始め、
家の近所にあるヨガ・スタジオに行くようになりました。
1月から毎週土曜日、朝9時半からの初心者コースに
通っているのですが、90分のクラスを終えて、
家に帰ってくると、とにかく眠い!
体が疲れて、というよりは、自然に眠くなってしまうのです。
そこから仕事をしなければいけない日などは最悪。
金曜日の夜についはしゃいで、夜更かしをしたうえで、
朝9時半からのクラス、というのが、まあ、
無謀といえば無謀なわけですが、
土曜日の朝のクラスは、人も少なく、
広々とスペースが使えるので気持ちがいいのです。
うちの近所のスタジオは、アイアンガー・ヨガという
正しいポーズを第一主義に、初心者でも道具をつかって、
体をサポートしてあげることで、適切な筋肉を使えるように
考えられたヨガです。
特にヨガの種類にこだわって決めたわけではなく、
とにかく家から5分という気軽さと、
ヨガ専用のスタジオで、床暖房で天窓つき、
という施設も気に入り、通っています。
日曜日には確実に筋肉痛になるわけですが、
腰痛がなくなったのには、感動しています。
それを踏まえて、先週の土曜日の私の1日。
08.30 起床
09.00 キウイ、イチゴ、洋ナシ、バナナを入れた
豆乳ドリンクを朝食代わりに取る。
09.20 ヨガ・スタジオへ
09.30 ヨガ・クラス開始
11.00 ヨガ・クラス終了。帰り道にフルーツ購入。
11.30 残り物のご飯と味噌汁で朝食。
12.00 耐え切れず、ベッドに戻る。
18.00 再び起床。
18.30 夕食準備。
20.00 魚介類の炊き込みご飯、味噌汁、お漬物で夕食。
21.00 仕事開始。
24.00 仕事終了。
24.30 編み物開始。眠くない。
02.00 編み物続行。眠くない。
04.00 編み物続行。そろそろちょっと眠いかも。
でもキリが悪い。
06.20 いよいよ眠い。編み物終了。就寝。
あまりに不健康な過ごし方かもしれません。
これはヨガのせいじゃない、と、思うんですけど。
1.3.08
三浦一義の逮捕と、仕事人生最大の失敗。
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
三浦一義がサイパンで逮捕されたそうですね。
今思えば、そうとう変わった高校生だったと思うのですが、
20数年前、ロス疑惑をめぐる「疑惑の銃弾」と
糸井茂里の「萬流コピー塾」が読みたくて、
私、週刊文春を毎週欠かさず買っていました。
大学を卒業して、少女まんがの編集者になり、
仕事にも慣れて、新人まんが家さんを育てたりも
するようになったある日のこと。
原稿は入稿したし、あとは校正を待つばかり、
という日に、先輩編集者からの情報で、
三浦一義の公判があることを知ったのです。
すでにロス疑惑の報道は下火になっていて、
傍聴も並ばずともらくらくできる、という話で、
その先輩と一緒に、朝から裁判所に向かいました。
三浦一義、おそるべし!
傍聴席にいる女性と目配せしたりしています。
たぶん、友だちなのかガールフレンドなのか、
とにかく隅に置けない男です。
さて。
午前の公判が終わって、一応念のため、
公衆電話から編集部に連絡を入れました。
午後の公判は、ビデオ検証などもあるとのことだったので、
できればこのまま午後も傍聴して行こうと思っていたのです。
ところが。
電話に出た編集長によると、
私の担当ページで、イラストが一点足りない、
と印刷所から連絡があったとのこと。
確かに、その一点、入稿した記憶がなくて、
頭のなかが、一瞬真っ白になりました。
編集長が気を利かせて、まんが家さんに連絡してくれて、
すぐに描き直しをお願いした、とのことだったのですが、
これは、のんびりビデオ検証を見ている場合ではありません。
後ろ髪を引かれつつも、編集部へ戻りました。
すでにまんが家さんは、描き直したイラストを
編集部に届けてくれたようです。
この1センチ四方くらいの本当に小さな元のイラスト、
私がどこかに紛失してしまったのは、明らかでした。
なにはともあれ、私もお詫びをしなければ、
と、急いでそのまんが家さんに連絡を入れました。
すると、どういうわけか、彼女のほうが、
「すみません、すみません」と平謝りなのです。
なんだか訳がわからないまま、電話を切りました。
この理由、編集長が彼女に描き直しをお願いした
言葉に理由があったようです。
「イラストが見えない(見当たらない)ので、
描き直しをお願いします」と言ったらしいのですが、
当時新人まんが家だった彼女は、
「線が細すぎて、印刷に出ない(見えない)」と
勝手に勘違いしてくれたようなのです。
確かに、彼女の絵は、少女まんが特有の
細く繊細な線が特徴でした。
そんなこんなで、事なきを得たのですが、
校了も終わって、まんが原稿の整理をしていたある日のこと、
この元のイラストが、封筒からひらりと出てきました。
1センチ四方に切られたケント紙は、
まさに新人がおかしがちなタブーのひとつ。
いくらイラストが小さくても、
紙は大きめに切るのが業界では常識です。
私にとっては、このイラスト失くし事件が、
今まで「やってしまった」失敗のなかでは、
最大のびっくり事件でした。
三浦一義の名前を聞くと、
自動的にこの「イラスト失くし事件」も
セットになって、思い出すのです。
三浦一義がサイパンで逮捕されたそうですね。
今思えば、そうとう変わった高校生だったと思うのですが、
20数年前、ロス疑惑をめぐる「疑惑の銃弾」と
糸井茂里の「萬流コピー塾」が読みたくて、
私、週刊文春を毎週欠かさず買っていました。
大学を卒業して、少女まんがの編集者になり、
仕事にも慣れて、新人まんが家さんを育てたりも
するようになったある日のこと。
原稿は入稿したし、あとは校正を待つばかり、
という日に、先輩編集者からの情報で、
三浦一義の公判があることを知ったのです。
すでにロス疑惑の報道は下火になっていて、
傍聴も並ばずともらくらくできる、という話で、
その先輩と一緒に、朝から裁判所に向かいました。
三浦一義、おそるべし!
傍聴席にいる女性と目配せしたりしています。
たぶん、友だちなのかガールフレンドなのか、
とにかく隅に置けない男です。
さて。
午前の公判が終わって、一応念のため、
公衆電話から編集部に連絡を入れました。
午後の公判は、ビデオ検証などもあるとのことだったので、
できればこのまま午後も傍聴して行こうと思っていたのです。
ところが。
電話に出た編集長によると、
私の担当ページで、イラストが一点足りない、
と印刷所から連絡があったとのこと。
確かに、その一点、入稿した記憶がなくて、
頭のなかが、一瞬真っ白になりました。
編集長が気を利かせて、まんが家さんに連絡してくれて、
すぐに描き直しをお願いした、とのことだったのですが、
これは、のんびりビデオ検証を見ている場合ではありません。
後ろ髪を引かれつつも、編集部へ戻りました。
すでにまんが家さんは、描き直したイラストを
編集部に届けてくれたようです。
この1センチ四方くらいの本当に小さな元のイラスト、
私がどこかに紛失してしまったのは、明らかでした。
なにはともあれ、私もお詫びをしなければ、
と、急いでそのまんが家さんに連絡を入れました。
すると、どういうわけか、彼女のほうが、
「すみません、すみません」と平謝りなのです。
なんだか訳がわからないまま、電話を切りました。
この理由、編集長が彼女に描き直しをお願いした
言葉に理由があったようです。
「イラストが見えない(見当たらない)ので、
描き直しをお願いします」と言ったらしいのですが、
当時新人まんが家だった彼女は、
「線が細すぎて、印刷に出ない(見えない)」と
勝手に勘違いしてくれたようなのです。
確かに、彼女の絵は、少女まんが特有の
細く繊細な線が特徴でした。
そんなこんなで、事なきを得たのですが、
校了も終わって、まんが原稿の整理をしていたある日のこと、
この元のイラストが、封筒からひらりと出てきました。
1センチ四方に切られたケント紙は、
まさに新人がおかしがちなタブーのひとつ。
いくらイラストが小さくても、
紙は大きめに切るのが業界では常識です。
私にとっては、このイラスト失くし事件が、
今まで「やってしまった」失敗のなかでは、
最大のびっくり事件でした。
三浦一義の名前を聞くと、
自動的にこの「イラスト失くし事件」も
セットになって、思い出すのです。
19.2.08
女きょうだい・男きょうだい
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
取材の帰りに、カメラマンさんと一緒にランチをしていて、
ふと兄弟の話になった。
彼女は2人姉妹の下で、2つ年上のお姉さんがいるという。
いっぽう私は、4つ年下の弟とふたり兄弟なので、
女兄弟というものを知らずに育ってきた。
大人になって、結婚を期に義理の妹が2人できたのだが、
おもしろいことに、彼女たちも女兄弟は義理姉妹だけ。
弟の奥さんは、兄と弟にはさまれた3人兄弟の真ん中。
うちの夫の妹は、兄(うちのダンナ)、弟2人という4人兄弟。
血のつながった姉妹を知らないせいかもしれないが、
大人になってできた女兄弟が嬉しくて仕方がない。
一緒にご飯に行ったり、電話で無駄話をしたり、と楽しい。
そんな話を、ランチを食べながら
カメラマンさんに話したところ、彼女のほうは、
結婚して、ダンナさんの弟さんに
「お姉さん」と呼ばれるのが不思議な感覚なのだそう。
「だって、私より大きな体して、
立派なお仕事されている大の大人の男の人が、
『お姉さん』って言うんですよ~」
なるほど。
立ち位置によって、本当、見え方はそれぞれですね。
18.2.08
コソボの独立とセルビア人の行方
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
リージェント・ストリートに買い物に出かけた。
いたるところでクラクションが鳴らされ、かなりカオスな状態。
サッカーW杯でイタリア戦があったときに、
たまたま居合わせたヴェローナもそうだったけれど、
お祭騒ぎとも、暴動の始まりとも取れる、おかしな躁状態を感じさせる。
町行く人の手や、車には、赤字に黒の鳥の旗。
アルバニアの旗のようだ。
今日、2月17日、独立宣言をしたコソボを祝う騒ぎだった。
ご存知のようにユーゴスラビア紛争の一部として、
コソボは、90年代後半にかけて、
NATOの空爆も巻き込んでの大紛争の舞台となった。
アルバニア人が90パーセント以上であるにもかかわらず、
スラブ系のセルビア人の支配下に置かれていたことを考えると、
独立は、ごく自然な流れではあるのだろう。
以前にたまに行っていたカフェで働いていた青年が、
コソボの出身で、
「家族旅行でコソボを離れていたときに紛争が始まり、
それ以来、家に帰っていない」と話していたのを思い出す。
さて、コソボの独立そのものは、祝福するべきことだとしても、
気になるのが、コソボの人口の7%にあたるセルビア人の立場だ。
一昨年、EUに加盟したばかりのラトビアに小旅行に行った。
バルト三国の一部であるラトビアは、
ロシアの支配下にあった期間が長く、
旧共産圏の面影もいまだとどめている。
町の人からちょっと話を聞いたところによると、
ラトビア人とロシア人との確執と人権は、
そのときどきの政治的な動きに左右され、
以前は差別する側に立っていたロシア人は、
パスポートすら発行してもらえない、という状況にあるらしい。
コソボにいるセルビア人が、このラトビアにいるロシア人と
同じような運命をたどるのではないかと、ちらりと思う。
過渡期は、まだきっと終わってはいない。
リージェント・ストリートに買い物に出かけた。
いたるところでクラクションが鳴らされ、かなりカオスな状態。
サッカーW杯でイタリア戦があったときに、
たまたま居合わせたヴェローナもそうだったけれど、
お祭騒ぎとも、暴動の始まりとも取れる、おかしな躁状態を感じさせる。
町行く人の手や、車には、赤字に黒の鳥の旗。
アルバニアの旗のようだ。
今日、2月17日、独立宣言をしたコソボを祝う騒ぎだった。
ご存知のようにユーゴスラビア紛争の一部として、
コソボは、90年代後半にかけて、
NATOの空爆も巻き込んでの大紛争の舞台となった。
アルバニア人が90パーセント以上であるにもかかわらず、
スラブ系のセルビア人の支配下に置かれていたことを考えると、
独立は、ごく自然な流れではあるのだろう。
以前にたまに行っていたカフェで働いていた青年が、
コソボの出身で、
「家族旅行でコソボを離れていたときに紛争が始まり、
それ以来、家に帰っていない」と話していたのを思い出す。
さて、コソボの独立そのものは、祝福するべきことだとしても、
気になるのが、コソボの人口の7%にあたるセルビア人の立場だ。
一昨年、EUに加盟したばかりのラトビアに小旅行に行った。
バルト三国の一部であるラトビアは、
ロシアの支配下にあった期間が長く、
旧共産圏の面影もいまだとどめている。
町の人からちょっと話を聞いたところによると、
ラトビア人とロシア人との確執と人権は、
そのときどきの政治的な動きに左右され、
以前は差別する側に立っていたロシア人は、
パスポートすら発行してもらえない、という状況にあるらしい。
コソボにいるセルビア人が、このラトビアにいるロシア人と
同じような運命をたどるのではないかと、ちらりと思う。
過渡期は、まだきっと終わってはいない。
7.2.08
「CREA」2008年3月号
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現在発売中の「CREA」2008年3月号(文藝春秋)の
「アロマからバレエまで憧れお稽古の聖地イギリスへ」の
取材・執筆を担当しました。
よろしかったら書店でお手に取ってみてください。
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