20.10.08

How to Lose Friends & Alienate People

日曜日、だらだらと日中を過ごし、夕方になって、
夫とふたり、炉辺焼きのお店で夕食を食べて、
How to Lose Friends & Alienate People」という
映画を観てきた。

映画館は、北ロンドン、ハムステッドにある「エブリマン・シネマ」。
この映画館は、全席ソファーで映画が始まるまで、
座席まで飲み物を持ってきてくれたり(もちろん有料だけど)、
ワインクーラーが常備されていたりと、
くつろげるのがお気に入りポイント。
靴を脱いで、足をソファーに上げて、コーヒーとお菓子を
テーブルにのせて、すっかり自宅モード。

映画自体は、イギリス人のジャーナリストが、
NYの大手雑誌で働き始めて、葛藤の末ジャーナリスト精神を捨て、
有名人におもねるかたちで、どんどん出世して、
ステータスを築いていくのだけれど、
最後には、それは違うだろう、と気づく、というお話。

「Shall We Dance?」のハリウッド版と同様、
最後には、強引に恋愛にからめて、大団円でちゃんちゃん、
というのが、いかにも、ハリウッドらしい終わり方
(別名:「バカにしてんのか、コラァ?」という終わり方)
ではあるけれども、まあ、日曜日の午後に観るにはぴったりの、
軽め、楽しめのお話でした。

スケールはぜんぜん違うけれども、
やっぱり文章を書く仕事に携わるものにとって、
書くものを売るっていうのがどういうことなのか、
再認識する部分もあり・・・。
というのも、このお話、トビー・ヤングという英国人ジャーナリストが、
アメリカのコンデナスト社からオファーを受けて、
「ヴァニティ・フェア」誌で働いた5年間の経験を書いた
元になっているらしいのです。
これはぜひ、原作を読んでみたいなーと思っているところです。

なかなかよい週末の締めくくりでした。

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