社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
今からもう、１０年以上前。なので、時効、ということで。
日本にいたときの私は、占い関係の雑誌で仕事をしていたので、
ときどき、チャート式の占いや心理テストを「作って」いた。
といっても、ちゃんと考えて作っていたのであって、
適当に作っていたわけではない。
「イエス」「ノー」で答えながら進んでいって、
最後に「恋愛の猛者タイプ」とか性格診断されたりする、あれです。
「イエス」「ノー」で上から下に進んでいくものはいいのだけど、
シミュレーションテスト、というのもあって、
イエスだと５番に、ノーだと１２番に飛ぶ、とか、そういうのも。
今ならコンピュータを使って、ささっと作ってしまうのだろうけど、
当時はカードにして並べ替えてみたり、けっこうな大作業。
ときどきループが見つかって、うろたえたり。
で、この手のテストって、人生の縮図のようだな、
と思うことがけっこうある、最近は。
どんな年齢の人でもそうだと思うのだけれど、
人生って何かを採って何かを捨てることの連続ですよね。
目の前には、ずらーっと気になる食べ物の名前が並んだ
メニューが置いてあるのに、自分の胃袋はひとつだけ。
食べられるものの数は限られているから、
どれかを選ばないといけない。
フカヒレを食べたら、カニの味はわからないまま、というように。
人生の選択肢に迫られた時に、捨てた選択肢を生きている自分が
どんななのか、それは永遠にわからない。
でも、その先で、チャートテストのように矢印が交差することや、
ループになってしまうこともあるかな、と思うのです。
そんなふうに、かつて選ばなかった選択肢を
再び選べるチャンスに恵まれることもあって、
そんな機会に直面して、昔、自分がチャートテストを
作っていたときのことをふと思い出した次第です。
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はじめまして。ブログ拝見しました。
返信削除人生の選択肢ですか・・・。仕事に集中していると気づかないことも多いですが、ふと振り返った瞬間に「ああ、あの時の決断が今の自分にとって大きく影響しているんだな」と思う時もあります。
考え始めると深いですね＾＾；
> airsblue さん
返信削除コメント、ありがとうございます！
airsblueさんは、まだまだお若い印象なので、「仕事に集中」という年代なのだと思いますが、折り返し地点が近づくにつれて「集中」よりも「俯瞰」が大切になってくるような気がします。
がんばりすぎないで余裕を作っておくことが必要なんですよね、年をとると。
いやいや、なかなか深いテーマではありますよね（笑）。
またブログにもお邪魔しますね！