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ロンドンでの生活、取材裏話、日々思うこと、小さな発見などなど、KRess Europe(クレス・ヨーロッパ)の代表KYOが綴ります。目指すは「役には立たんが、ちょっとおもしろい」ブログです。
8.8.07
仕事のできるホテルマン
社長日記 - livedoor Blog 共通テーマ
月曜日は取材で、ガトウィック空港内に新しくできた
「YOTEL」というイギリス初のカプセルホテルを取材してきました。
YOTELについては、別ブログで同僚カメラマンが書いているので、
そちらを読んでいただくとして、
こちらでは、そこで出会った仕事のできるホテルマンについて書きます。
今回の取材の担当者として指名されていた男性スタッフは、
なんと数ヵ月後には、このホテルのホテル・マネージャーに
昇格が決まっているEさん。
Eさんはサラエボの出身で、戦争が激しくなったため、
オーストリアに送られ、そこで教育を受けたため
サラエボ語、ドイツ語、英語を話すことができます。
この日、YOTELでは、冷房のシステムがダウンしてしまい、
カプセルホテルだけに「こんな暑くて狭いところにいられるか!」
と、我々が取材中に怒ってフロントにやってきた英国人男性がいました。
そこで、「私がお話をお伺いします」と割って入ったEさん。
スピーディーに冷房のシステム会社と連絡を取り、
その日中に復旧の見込みなし、と分かると状況を誠実に、
なおかつ丁寧に説明し、そのうち、怒っていた英国人男性の
笑い声さえ聞こえてきました。
「いやー、このホテルのコンセプトは素晴しいねー。
でも、今日は滞在できないな、暑すぎて。
また次の機会に利用させてもらうよ」
と、男性はすまなそうにキャンセルして出て行きました。
この相手の機嫌を一気に直してしまう、Eさんの手腕、
どこかで見たことがあります。
2月にイタリアのクルーズ船に乗ったときに出会った、
Eさんそっくりの物腰のイタリア人男性Kさんです。
彼も、もともとクルーズ船のホテルマネージャー、
現在は関連ケータリング会社のマネージャーとして活躍中。
ふたりとも、相手の気持ちを害すことなく、
最終的には言うことをきっちり言うあたり、本当に似ています。
ホスピタリティ産業で仕事のできる男の共通項を
見たような気がしました。
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こんにちは。
返信削除彼らの話術、どのような会話の内容だったのでしょうね。お怒りの方をほんの数分で笑わせて
次のセールスまでしてしまう話術を学びたい
ものです。きっと実生活でも役にたちそうですね。
> ななさん
返信削除それが意外とへりくだりすぎず、
かなり冷静に状況を説明してたんですよ。
やっぱり誠意なんですかね~、最終的には。