同じマンションのお隣さんのご主人が亡くなり、
奥さんがひとり暮らしになったことをきっかけに、
たびたび、お茶を飲みながらおしゃべりをするために、
お隣のドアをノックしている。
今日も、夜ご飯のあと、ちょっと時間があったので、
彼女のところを訪れて、夜のティータイム。
近所の公園の話になった。
うちの近くには「桜の木の森(Cherry Tree Wood)」という
きわめて日本的な名前の公園があるのだけど、
その公園には実は友の会があって、彼女はその会の役員をしているという。
「まあ、役員と言っても、
ニュースレターを担当しているだけなんだけど」と彼女。
へぇーと思って話を聞いていると、彼女、
近所の図書館の友の会にも入っていることが判明。
かなり地域に結びついている。
実はここ数年、オーガニックという言葉が叫ばれ始めて、
私自身も地域化の必要性を感じている。
「なぜオーガニックと地域化?」と思う人もいるかもしれないけど、
「オーガニック」は地域化にほかならないと思う。
地元で取れた新鮮なものを食しているぶんには、
運搬する時間も労力も公害も必要ない。
すぐに食卓に上るので、防腐剤や農薬もいらない。
自分の庭で取れたものを食べている、というのの、
ちょっと拡大版と理解してよい。
そして、地域を活性化させることは、
自分の生活の向上にも繋がると思う。
公園の友の会でがんばって、公園を改善できれば、
週末の散歩も楽しくなるし、人がもっと使うようになれば、
もっとよくする必要性も生まれるかもしれない。
その延長線上で、地域の人の役に立つようなビジネスって、
とっても大切だと思っている。
知人のアメリカ人女性に、
フリーランスでPRの仕事をしている人がいるのだが、
彼女のクライアントは、全員彼女の家の近く。
クライアントのひとつは、彼女のお気に入りのカフェで、
そのカフェの角のテーブルが彼女のオフィスとなる。
アメリカにいたときから、地元のショップや飲食店、
しかも小さいお店に限って、PRのお手伝いをしてきた、と言う。
自分の足元も危ういくせに、という感じではあるけれど、
いつか、彼女のように地元に密着した
ビジネスを展開していけたらいいな、と思うのです。
☆本日の一枚☆
本屋と書いてあるのに、ウィンドウには
トイレ掃除のサンポールのようなモノが!?
アイルランドの1シーン。
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