今からもう10年も前のこと。
ケンブリッジ英検のプロフェッシェンシー・テストを
受けようと、学校に通ったことがあった。
大学のなかの英語ユニットで、週2回、夜のコース。
そこで、休み時間になるといつも決まったメンツが、
外に出てタバコを吸っていたのだが、そのなかで、
イタリア人の女の子と仲良くなり、休みの日に一緒に勉強したり、
学校以外でも会うようになった。
コースの終わりに例の英検を受け、私は見事に落ち、
そして、その後、彼女とも連絡を取ることなく、
2年ほどが過ぎたある日のこと、彼女とばったりと再会する。
「私は今、日本語を勉強しています」と彼女。
そして、私は、どういうわけか、当時イタリア語を習っていた。
その後、特に一緒に勉強するということだけじゃなく、
ご飯を食べに行ったり、遊びに来たり、遊びに行ったり、
結局10年来の仲の友人のひとりとなった。
そんな彼女と昨日、また一緒に飲んでいて、
お互い、この10年、いろいろあったなあ、なんて話したりして。
英語のテストは受からなかったけれど、そういう友人ができたこと、
あの英語のクラスは、テストの合格以上に大切なものを
実はくれたんだなあ、と思うことしきりです。
気に入っていただけたら、ぜひクリックを↓
こちらもぜひ↓
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にコメントをお残しください。
Please feel free to leave your comment.