...and Nice and Lovely Tiny Things.
ロンドンでの生活、取材裏話、日々思うこと、小さな発見などなど、KRess Europe(クレス・ヨーロッパ)の代表KYOが綴ります。目指すは「役には立たんが、ちょっとおもしろい」ブログです。
7.4.07
イースターとホットクロスバン
この真ん中にバッテンの入ったパン、
「ホットクロスバン」と呼ばれています。
レーズンとシナモン風味の普通のパンなのですが、
これが、伝統的なイースターの食べ物です。
ということで、私もスーパーで買ってきた
リンゴ入りのホットクロスバンを
バターをつけて、いただきました。
このまんなかのバッテンは、
キリストのはりつけを意味するそうで、
復活祭らしい食べ物ではあります。
ちょっと調べてみると、イースターといっても、
正確に言うと、グッドフライデーに食べるのが正しいよう。
キリスト教では、復活祭の40日前の
「アッシュ・ウェンズデー」からイースターの
グッドフライデーまで、好きなもの絶ちをする習慣があります。
アッシュ・ウェンズデーの前日には、バターとか卵とか
家の中の「ぜいたく品」をすべて使い切り、
パンケーキを作って食べます。
コンセプトとしては、イースターの日曜日までの
レントの間、ぜいたく品を口にせず、質素に暮らす、
ということになります。
したがって、レントの終わりにあたるグッドフライデーには、
バターやタマゴを使わないで作ったホットクロスバンを食べる、
ということらしいのです。
とはいえ、最近のホットクロスバンには、
絶対にタマゴもバターも入っていると思います。
さらにバターをつけて食べてしまった私は、
もちろんキリスト教信者ではありません・・・。
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オーストラリアでもホットクロスバンをイースターに食べますが、詳しいことはよくわかりませんでした。参考になりました。
返信削除確かに、僕の働くベーカリーでも、
チョコ入りのクロスバンも作ってましたので、
本来の意味から遠ざかっているかもしれませんね。
オーストラリアのベイカリーの方が読んでくださるとは!
返信削除ありがとうございます!!
少しでもお役に立ててよかったです。
チョコ入りのクロスバン、本来の意味から遠ざかっているとしても、食べてみたいです。