「会った」と「見た」では、絶対的な違いがあると思うのですが、
世の中には、これらの言葉を一緒にして使う人がけっこう多くいます。
だれか有名人に「会った」と言う人に、
「へー、どんな話をしたんですか」と聞くと、
実は「見た」だけだったりします。
ライターの仕事をしていると、ちょっと名前の知れた人に
インタビューをさせていただくこともあるのですが、
これまた、「インタビューしたことがある」とは言いますが、
ちょっとおこがましい気がして、「会った」とは言えません。
こちらとしては、相手の方が相手の方である必要があって、
インタビューしているわけですが、相手の方にとっては、
私でなくても、きっとよいのだろうという状況だからです。
知人(イギリス人男性)に、ちょっとスカした
BBC(英国国政放送)のジャーナリストがいるのですが、
先日、安倍首相の渡英中に、
「これからミスター・アベに会いに行く」と言っていました。
こういうのが、「キャー、恥ずかしい!」と、
私なんぞは思ってしまうわけです。
ミスター・アベは、彼のことなんて、
3分後には覚えていないのです、きっと。
インタビューでお会いした方から、
「○○さんからインタビューを受けた」と
あとあとまで言ってもらえるようなライターになれたら、
これは、本望ではあります。
★今日の一枚★
ライオンに食われそうになっている男のおもちゃ(?)です。
これもこども博物館からの一枚。
なかなかえぐいです。
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はじめまして。面白いですね。「会った」と「見た」。ちなみに僕が会ったことある人は、マイケルジャクソン・Blurのボーカル(名前忘れた)と、つい最近は竹中直人です。
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